【中学国語文法】文節どうしの関係(文の作り方)と連文節

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「文の組み立て(文章の作り方)」についてまとめています。文の組み立てを知っておけば、複雑な文でも、文節の組み立てや関係を確認することによて、的確に文の意味や話の内容を理解することができます。

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文節どうしの関係

文は、文節(文を実際の言語として不自然でない程度に区切った最小の単位。文節の終わりに、「ね」を入れても不自然にならない。)が相互に相互に関係をもつことによって組み立てられています。そのとき、文節が果たす役割を、文の成分といいます。

主語・述語の関係

  • 主語…「何が」「だれが」の当たる文節。
  • 述語…「どうする」「どんなだ」「何だ」「ある・いる」「ない」に当たる文節。

(例)鳥が(主語)、鳴く(述語)。

  • 体言…主語となる文節の中で、中心となる単語。 (例)鳥
  • 用言…それだけで述語となる単語。 (例)鳴く

修飾・被修飾の関係

修飾・被修飾の関係とは、修飾する文節と修飾される文節との関係です。

  • 修飾語…他の文節を詳しく説明したり、内容を補ったりする働きをもつ文節。

(例)私は(主語)公園で(修飾語)遊ぶ(述語)。

  • 連用修飾語…用言をふくむ文節を修飾します。「どのように」「どのくらい」「いつ」「どこで」「だれと」「何を」に当たります。
  • 連体修飾語…体言をふくむ文節を修飾します。「どのような」「何の」に当たります。

接続の関係

接続の関係とは、接続語がつなぐ文と文との関係や接続語と後に続く文節との関係でうs。

  • 接続語…文と文、文節と文節をつなぐ働きをもつ文節です。

(例)寒い。だから(接続語)、窓を閉める。

独立の関係

独立語とそれ以外の文節との関係)

  • 独立語…他の文節とは直接関係なく、比較的独立している文節。

(例)いいえ(独立後)、ちがいます。

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連文節

連文節とは、2つ以上の文節がまとまって、主語・述語・修飾語などと同じ働きをするものです。連文節となった文の成分の、主部、述部、修飾部、独立部といいます。

(例)おおきな魚が(主部)、庭の池で(修飾部)いる(述語)。

並立の関係

2つの文節が対等な関係で並び、ひとまとまりで文の成分になるもの。

(例)クジラやイルカ(並立の関係<主部>)が泳ぐ。
(例)海は、広くて大きい(並立の関係<述部>)。

補助の関係

主な意味を表す文節に、意味を補う文節が付いて、ひとまとまりになったもの。

(例)子どもが遊んでいる。(補助の関係<述部>)

以上が、中学国語の「文の組み立て(文章の作り方)」です。実は、読解問題を解くときの基礎になる部分でもあるので、しっかりおさえておきましょう。

中学国語
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この記事を書いた人
君島琴美

Examee編集長。このサイトでは、理科以外の教科を担当。基礎学習サイトPikuuのライターも務める。普段の学習塾では、数学、面接、総合型選抜対策の講座を受け持つ。エグゼクティブ講師として、数々の難関高校、難関大学への合格者を輩出している。

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