【中学国語】漢字の成り立ちの要点

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中学国語の漢字の成り立ちについてまとめています。ここでは、「漢字の成り立ちについて理解すること」と「漢字の音を表す部分と意味を表す部分について理解すること」が大切になります。

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漢字の成り立ちポイント

漢字がどのように作られたか、その成り立ちで、象形文字指示文字会意文字形声文字の4種類に分けることができます。どの漢字がどれに分類されるのか答えられるようになりましょう。

象形文字

象形(しょうけい)文字は、物の形をかたどった絵文字からできた文字になります。

漢字の成り立ち「象形文字」

[例]山・馬・日・月・火・田・水・羽・歩・食・羊

指事文字

指事(しじ)文字は、形の写せないものを記号で示したものっからできた文字になります。

漢字の成り立ち「指示文字」

[例]上・下・中・本・天・末・一・二・三

象形文字と指示文字の区別の仕方は、数が少ない指示文字を覚えてしまうことがポイントです。

会意文字

会意(かいい)文字は、象形文字を組み合わせて新しい意味を持たせた文字です。

漢字の成り立ち「会意文字」

[例]明・男・鳴・休・林・森・岩・千・間

形声文字

形声(けいせい)文字は、二字を組み合わせて、一方は形(意味)、もう一方は声(読み)を表します。漢字の約90%が形声文字になります。

漢字の成り立ち「形声文字」

  • 銅 (「金」は、金属の意味(意符)を、「同」は、音(音符)を表しています。)
  • 音符…音を表す部分。(音だけでなく、意味を表す場合もあります。)
  • 意符…意味を表す部分。
[例]池・花・持・校・記・語・洗・週
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国字と六書

少し発展内容になりますが、国字(こくじ)と六書(りくしょ)という言葉についても覚えておきましょう。

国字

国字(こくじ)とは、日本で独自に作られた漢字です。会意のものが多く、和字和製漢字などとも呼ばれます。日本独自の生物や道具などの漢字が多く、キログラムやセンチメートルなど普段使わない漢字も多くあります。

[例](いわし)・凩(こがらし)・糎(センチメートル)

六書

六書(りくしょ)は、「象形」「指事」「会意」「形声」に、「転注」、「仮借」を加えた六種のことです。

  • 転注(てんちゅう)…ある漢字の意味が広がり、他の意味にも転用されること。
    例)楽・長・悪
  • 仮借(かしゃ)…もともと文字で表せなかった事柄を、同音の漢字を借りて表記すること。
    例)珈琲(コーヒー)、巴里(バリ)、倫敦(ロンドン)

以上が、中学国語の「漢字の成り立ち」となります。紛らわしい部分もありますので、繰り返し学習する中で、体で覚えるぐらいまで努力を重ねたいところです。

対策問題 【中学国語対策問題】漢字の成り立ちに関する問題

中学国語
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この記事を書いた人
君島琴美

Examee編集長。このサイトでは、理科以外の教科を担当。基礎学習サイトPikuuのライターも務める。普段の学習塾では、数学、面接、総合型選抜対策の講座を受け持つ。エグゼクティブ講師として、数々の難関高校、難関大学への合格者を輩出している。

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