中学国語の「平家物語(古典)」(練習問題付)

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中学国語の「平家物語(古典)」についてまとめています。「平家物語」は、鎌倉時代に成立した軍記物語です。作者未詳となっています。仏教的に無常観を背景に平家一門の繁栄から滅亡までを描いでいます。琵琶法師によって語り継がれました。今回は、「扇の的」の場面を中心にまとめています。

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平家物語 時代背景

「屋島の戦い」 屋島は、現在の香川県高松市
源氏軍の攻勢を防ぎ切れなかった平家は、都を捨て、西国へと落ちていきます。そこで、勢力を盛り返して、一の谷(現在の兵庫県神戸市)に陣を構えたが、源義経の奇襲に遭い、敗走します。屋島に退いたものの、またも義経の奇襲に遭います。慌てた平家は舟で海上に逃れ、陸の源氏軍と対峙します。そして、「扉の的」の場面へといきます。

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扇の的 あらすじ

冒頭に「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」から始まるわけですが、仏教の無常観を背景に、権力をもつ者もいつかは滅びる、という平家の滅亡の導入としての役割を果たすことから始まります。

  1. 那須与一は、舟端の竿につけられた扇を射ぬくことを命じられる。
  2. 源氏と平家両軍が、扇を射る那須与一を見守る。
  3. 風が収まり扇を射やすくなる。。
  4. 扇が射抜かれ、空へ舞い上がる。(成功)
  5. このようすに感動した平家の男が、扇の立ててあったところで、舞を舞う。
  6. その男を、那須与一が射倒する。
  7. 静まり返る平家軍とは、対称に、歓声を揚げる源氏軍。

平家物語 実践問題

次の「平家物語の一部」を読み、津語の問に答えよ。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
(略)
ころは二月十八日の酉の刻ばかりのことなるに、をりふし北風激しくて、磯打つ波も高かりけり。舟は、揺り上げ揺りすゑ漂へば、扇もくしに定まらずひらめいたり。 沖には平家、舟を一面に並べて見物す。陸には源氏、くつばみを並べてこれを見る。いづれもいづれも晴れならずといふことぞなき。与一目をふさいで、「南無八幡大菩薩、我が国の神明、日光の権現、宇都宮、那須の湯泉大明神、願はくは、あの扇の真ん中射させてたばせたまへ。これを射損ずるものならば、弓切り折り白害して、人に二度面を向かふべからず。いま一度本国へ迎へんとおぼしめさばこの矢はづさせたまふな。」と心のうちに祈念して、目を見開いたれば、風も少し吹き弱り、 扇も射よげにぞなつたりける。

問1 内容理解

「盛者必衰の理」と同じ内容を表している部分を2か所抜き出しなさい。

問2 古典常識

「酉の刻」とは、今のどの時間帯か、答えよ。

問3 対比

与一が、扇を射る様子を見守る源平両軍の様子の対句的な表現している連続2文を探し、初めの5字を抜き出せ。

解答

問1 おごれる人も久しからず/たけき者も遂にはほろびぬ
問2 日没ごろ
問3 沖には平家

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