中3理科「電解質と非電解質」電離を理解すると電気分解がわかる!

中学3年で学習する化学分野は「化学変化と原子・イオン」になります。高校化学に直結する非常に大切な分野になります。今日は電解質と非電解質につて学習します。物質を水に溶かすと電流が流れる物質と流れない物質があるのはなぜなのか学習していきます。

電解質と非電解質

電解質とは、水に溶かすと電流を流す物質のことです。食塩や水酸化ナトリウムなど多くの電解質があります。

非電解質とは、水に溶かしても電流をながさない物質のことです。砂糖やエタノールなどがあります。

電解質と非電解質
  • 電解質…水に溶けると電流を流す物質。
  • 非電解質…水に溶けても電流を流さない物質。
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非電解質を覚える

電解質と非電解質を分類させる問題がよく出題されます。どの物質が電解質で非電解質なのかを覚える必要がありますが、非電解質のみを覚えて、あとは電解質であると理解しておけば大丈夫でしょう。

非電解質
  • 砂糖
  • エタノール
  • デンプン

この3つを覚えておけば十分です。これ以外は電解質だと割り切って覚えましょう。

電離

電離とは、物質が水に溶けて陽イオンと陰イオンに分かれることです。物質が電離し、水溶液中にイオンが存在すると水溶液に電流が流れます。イオンが電気を運んでくれるのです。

電離と電解質
  • 電離…物質が水に溶け、陽イオンと陰イオンに分かれること。
  • 電解質…水に溶けて陽イオンと陰イオンに分かれる物質。

塩化ナトリウムの電離

電離を説明するために、塩化ナトリウム(食塩)NaClを水に溶かす実験を紹介します。

塩化ナトリウムを水に溶かすと、塩化ナトリウムNaClを構成する原子のうち、ナトリウム原子Na電子を1つ失ってナトリウムイオンNa+になります。もう一方の塩素原子Clは、電子を1つ受けとって塩化物イオンClになります。

  • 塩化ナトリウム→ナトリウムイオン+塩化物イオン
  • NaCl→Na++Cl

塩化水素の電離

塩化水素HClを水に溶かすと、塩化水素HClを構成する原子のうち、水素原子H電子を1つ失って水素イオンH+、もう一方の塩素原子Clは、電子を1つ受けとって塩化物イオンClになります。

  • 塩化水素→水素イオン+塩化物イオン
  • HCl→H++Cl

塩化銅の電離

塩化銅CuCl2を水に溶かすと、塩化銅CuCl2を構成する原子のうち、銅原子Cu電子を2つ失い銅イオンCu2+、もう一つの塩素原子Clの2個は、それぞれ電子を1つずつ受けとって塩化物イオンClが2個生じます。

  • 塩化銅→銅イオン+塩化物イオン
  • CuCl2→Cu2++2Cl

電解質と非電解質の練習問題

  1. 水に溶けると電流を流す物質を何というか。
  2. 水に溶けても電流を流さない物質を何というか。
  3. 次の中から非電解質をすべて選べ。
    ア 砂糖  イ 食塩  ウ 塩化水素  エ エタノール  オ デンプン
  4. 物質が水に溶け、陽イオンと陰イオンに分かれる物質を何というか。
  5. 物質が水に溶け、陽イオンと陰イオンに分かれることを何というか。
  6. 塩化ナトリウムが水に溶けて陽イオンと陰イオンに分かれる様子を、化学式とイオン式で表せ。
  7. 塩化銅が水に溶けて、陽イオンと陰イオンに分かれるようすを、化学式とイオン式で表せ。

解答

  1. 電解質
  2. 非電解質
  3. ア、エ、オ
  4. 電解質
  5. 電離
  6. NaCl→Na++Cl
  7. CuCl2→Cu2++2Cl

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