蒸留の実験 点数が上がる高校入試理科問題

シェアする

スポンサーリンク

身近な物質、状態変化で登場する蒸留の実験について演習します。実験注意点なども含めて復習しましょう。

蒸留の実験

問題図1のような装置を用いて、水7cm³とエタノール3cm³の混合液を加熱して沸とうさせ、3本の試験管A、B、Cの順に、透明な液体を約2cm³ずつ集めた。また、表は試験管A~Cに集めた液体をそれぞれ脱脂綿につけ、火をつけたときの結果である。

蒸留装置

試験管 脱脂綿につけ火をつけたときの結果
A よく燃える。
B 燃えるが、すぐに消える。
C 燃えない。

(1)図1の実験で、ガスバーナーの火を消す前にしなければならない操作は何か。理由も含めて簡潔に書け。

(2)図1の実験で、枝つきフラスコ内に沸とう石を入れておく理由を答えなさい。

(3)試験管A~Cに集めた液体のうち、エタノールが最も多く含まれているのはどれか。1つ
選び記号で答えよ。

(4)試験管A~Cに集めた液体にエタノールが含まれているかどうかを調べるには、下線部の方法以外にどのような方法があるか。その方法を、1つ簡潔に書け。

(5)この実験のように、液体を加熱していったん気体にし、それを再び液体にして集める方法を何というか。

(6)この実験では、物質のある性質の違いを利用して、混合物を分けている。何の違いを利用しているか。

スポンサーリンク

蒸留の問題 解答・解説

(1)液体が逆流し試験管が割れるのを防ぐため、ガラス管を試験管から取り出しておく。

固体を加熱する実験では、液体が生じる場合が多いです。加熱する試験管の口の方を少し下げて加熱しないと、試験管の口付近に発生した液体が加熱部分に流れて、試験管が割れる恐れがあります。なので、試験管の口の方が少し下になるようにして加熱します。

(2)突沸を防ぐため。

沸とう石を入れることで、液体が急に沸騰してふきこぼれるのを防ぐことができます。

(3)A

水よりもエタノールの沸点が低いので、先にエタノールが気体になって発生します。したがって、最初の方に出てきた気体を冷やした試験管に、エタノールが多く含まれています。

(4)皮ふにつけてスーッとするか確かめる。(臭いをかぐ など)

エタノールは、引火しやすい、蒸発しやすい、特有のにおいがあるなどの性質があります。脱脂綿にしみ込ませ火をつける以外に、皮膚につけてスーッとするか、特有のにおいがあるかを調べることで、エタノールが多く含まれているかどうかがわかります。

(5)蒸留

液体を加熱し気体にして、冷やして再び液体に戻す操作を蒸留といいます。蒸留を行うことで、混合物を純粋な物質に分けることができます。

(6)沸点の違い

水の沸点は100℃、エタノールの沸点は約78℃です。沸点が低いエタノールが先に気体になって出てきます。

基本の復習中1理科「蒸留」混合物と純物質の温度変化のグラフの特徴

次の学習内容

中1理科「水溶液の性質」どれが溶媒?溶質?溶液?

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク