中学公民「円安・円高」ポイントについてまとめています。円高と円安のちがいは、円をドルにかえたとき、円の価値が、どうなるかで見分けることが大事です。
円安・円高
1ドルが110円から100円になると、1ドルに対して円の価値は上がる。これを円高という。逆にドルに対して円の価値が下がることを円安という。
日本がアメリカへ1台 1000ドルでテレビを輸出 | 日本がアメリカから1台 1000ドルのパソコンを輸入 | |
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1ドル= 110円 のとき | 1000ドル× 110円=11万円 | 1000ドル× 110円=11万円 |
1ドル= 100 円 のとき | 1000ドル× 100 円=10万円 でしか売れない | 1000ドル× 100円=10万円 で買える |
- 為替相場(為替レート)…異なる通貨の交換比率のこと。かつては交換比率が固定されていたが、現在、需要と供給の関係で変化する変動為替相場となっている。
- 国際通貨基金(IMF)…国際連合の経済社会理事会の専門機関で、為替相場の安定や貿易の拡大をはかるために、短期の資金を供給する機関
円高と円安の影響
<円高が進んだ場合>
- 企業が輸出すると、利益が以前より少なくなる。
- 企業が輸入すると、品物の値段は、以前より安くなる。
<円安が進んだ場合>
- 企業が輸出すると、利益が以前より大きくなる。
- 企業が輸入すると、品物の値段は、以前より高くなる。
為替ポイント
- 1ドルが110円から 1000円になるような場合を円高といい、110円から120円になるような場合を円安という。
- 1ドルが110円のとき、日本の11万円のテレビをアメリカに輸出すると、アメリカではそのテレビは、11万円悪110円=1000ドル、100 円に上がると11万円悪100円=1100ドルとなる。
- 円高になると、日本の企業が輸出をするとき、利益が以前より少なくなるが、輸入をするとき、品物の値段は、以前より安くなる。
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