【定期テスト対策問題】気体の性質・集め方

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中学1年化学で学習する、気体の性質に関する問題演習を行います。気体の性質を答えるだけでなく、どのように集めるのか、どのように調べるのか、しっかり学習しましょう。

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気体の性質の確認問題

  1. 水素は空気よりも軽いか、重いか。
  2. 水素の調べ方を答えよ。
  3. 酸素の集め方を答えよ。
  4. 酸素を実験室で発生させる方法を答えよ。
  5. 二酸化炭素の水への溶けやすさを答えよ。
  6. 二酸化炭素が水に溶けると何性を示すか。
  7. アンモニアを水に溶かしフェノールフタレイン液を入れると何色になるか。
  8. アンモニアの集め方を答えよ。
  9. 塩素は何色の気体か。
  10. 塩素の調べ方を簡潔に答えよ。
  11. 水に溶けにくい気体の集め方を答えよ。
  12. アンモニアの集め方を答えよ。
  13. 下方置換法で集める気体の性質を答えよ。
  14. 二酸化マンガンとオキシドールで発生する気体の集め方は何か。

解答

  1. 軽い
  2. マッチの火を近づけると音を立てて燃える。
  3. 水上置換法
  4. 二酸化マンガンにうすい過酸化水素水(オキシドール)を加える。
  5. 少し溶ける
  6. 酸性
  7. 赤色
  8. 上方置換法
  9. 黄緑色
  10. 赤インクがしみ込んだろ紙を近づけると色が抜けて白くなる。
  11. 水上置換法
  12. 上方置換法
  13. 水に溶けやすく、空気より重いという性質
  14. 水上置換法

【練習問題❶】気体の判別

次の実験方法でA~Dの気体をつくった。あとの各問いに答えよ。

【実験1】石灰石にうすい塩酸を加えると気体Aが発生した。
【実験2】二酸化マンガンにオキシドールを加えると気体Bが発生した。
【実験3】塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜ加熱すると気体Cが発生した。
【実験4】亜鉛にうすい塩酸を加えると気体Dが発生した。

気体の集め方

(1)発生した気体の臭いをかぐとき、どのようにして臭いをかぐとよいか。

(2)気体の臭いをかいだとき、発生した気体A~Dのなかで刺激臭がする気体どれか。

(3)実験1で発生した気体Aを水に溶かし、緑色のBTB溶液を加えると何色になるか。

(4)実験2で発生した気体Bの調べ方と、その結果を簡潔に書け。

(5)実験3で発生した気体Cを水に溶かし、フェノールフタレイン溶液を入れると何色になるか。

(6)実験4で発生した気体にマッチの火を近づけると、音を立てて燃えた後何ができるか。また、できた物質を調べる紙の名称を答えよ。

(7)実験1~4で発生した気体A~Dの集め方を、上のア~ウからそれぞれ1つずつ選べ。

(8)実験1~4で発生した気体A~Dの名称をそれぞれ答えよ。

【解答・解説❶】気体の判別

(1)手であおぐようにしてかぐ。

気体の臭いをかぐときは、手であおぐようしてかぎます。有毒な気体や刺激が強い気体の場合、直接かぐと危険です。

(2)気体C

実験3で発生する気体Cはアンモニアで、刺激臭がする気体です。

(3)黄色

実験1で発生する気体Aは二酸化炭素です。二酸化炭素は水に少し溶け、水に溶けると酸性を示す気体です。したがって、BTB溶液の色は黄色になります。

(4)線香の火を近づけると、炎をあげて激しく燃える。

実験2で発生する気体Bは酸素です。酸素には、物が燃えるのを助けるはたらきがあります。

(5)赤色

実験3で発生する気体Cはアンモニアです。アンモニアは水に非常に溶けやすく、水に溶けるとアルカリ性を示します。フェノールフタレイン溶液は、アルカリ性の水溶液と反応し、無色透明から赤色に変色します。

(6)水、塩化コバルト紙

実験4で発生する気体Dは水素です。水素は、空気中で火をつけると、酸素と爆発的に反応し水ができます。水は青色の塩化コバルト紙を青色から赤色に変色させます。

(7)A:アまたはウ B: C: D:

Aの二酸化炭素は水に少し溶け、空気より重い気体です。したがって集め方は水上置換法か下方置換法になります。Cのアンモニアは水に非常によく溶け、空気より軽い気体です。したがって、上方置換法で集めます。その他の気体は水に溶けにくい気体ですので、すべて水上置換法で集めます。

(8)A:二酸化炭素 B:酸素 C:アンモニア D:水素

二酸化炭素:石灰石(貝殻、卵の殻など)にうすい塩酸(お酢、硫酸)で発生
酸素:二酸化マンガン(ジャガイモなど)にオキシドール(うすい過酸化水素水)で発生
アンモニア:塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜたものを加熱すると発生
水素:亜鉛(マグネシウム、アルミニウムなど)にうすい塩酸(硫酸)で発生

【練習問題❷】気体の集め方

問題実験などで発生する気体を集めるために、3通りの気体の集め方について調べた。下の図は気体の集め方の図である。これについて、次の各問いに答えなさい。

気体の集め方

(1)上の図で、気体の集め方Aの名称を答えなさい。

(2)集め方Aでは、どのような気体を集めることができるか。簡潔に答えなさい。

(3)集ま方Aで、気体を集める際、水の中の集気びんはどうしておくか。簡潔に答えなさい。

(4)実験で発生した酸素を集める方法は、集め方A~集め方Cのうちどれが適当か。一つ選び記号で答えなさい。

(5)集め方Bでは、どのような気体を集めることができるか。簡潔に答えなさい。

(6)集め方Cで集めることが適当な気体を、次のア~エの中から一つ選び、きごうで答えなさい。
ア 二酸化炭素  イ 水素  ウ アンモニア  エ 塩素

(7)気体を集める場合、はじめに出てくる気体は集めない。この理由を簡潔に答えなさい。

【解答・解説❷】気体の集め方

(1)水上置換法

集め方Aは水上置換法、集め方Bは下方置換法、集め方Cは上方置換法になります。

(2)水に溶けにくい気体。

水上置換法では、水に溶けにくい気体を集めることができます。また、水上置換法は、発生した気体を目で確認でき、純粋な気体を集めることができます。

(3)水で満たしておく。

水上置換法で気体を集めるビンや試験管は、はじめ水槽の水で満たしておきます。

(4)集め方A

酸素は水に溶けにくい気体です。したがって、水上置換法で集めます。

(5)水に溶けやすく、空気より密度が大きい気体。

下方置換法で集める気体は、水に溶けやすく、空気よりも重いという性質があります。」

(6)

集め方Cは上方置換法になります。上方置換法では、水に溶けやすく空気よりも密度が小さい(空気より軽い)気体を集めるのに適しています。

(7)実験器具内の空気が混ざっているから。

気体を集める際、最初に出てくる気体は、実験器具内の空気がたくさん混ざっているので、しばらくたってから気体を集めるようにします。

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