戦後のGHQの改革(財閥・農地・選挙・憲法・教育)の比較まとめです。第二次世界大戦の戦後処理として、連合国軍最高司令官総司令部GHQマッカーサーを最高司令官として日本の戦後改革を指揮した。日本の徹底的な非軍事力と民主化を進める。GHQによって日本の占領政策が実施される。それでは、戦後のGHQの改革(財閥・農地・選挙・憲法・教育)の比較まとめをみていきましょう。
戦後のGHQの改革
改革 | 財閥解体 | 農地改革 | 普通選挙法 | 日本国憲法の制定 | 教育基本法 |
内容 | 戦争を経済面から支えていた財閥の解体 | 多くの小作農が自作農になった | 満20歳以上の男女に選挙権が与えられた | 国民主権・基本的人権の尊重・平和主義を基本原則 | 民主主義の教育の基本方針として定めた法律 |
財閥解体
太平洋戦争を開戦することができた日本の経済的な基盤であった財閥を解体することで、財政の面からみても戦争ができないように骨ぬきにする狙いがあったとされています。
農地改革
大地主から強制的に土地を買い上げて、土地を持たない小作人に与えました。この政策によって地主と小作人の主従関係がなくなり、民主化へ。
普通法改正
女子が選挙権を得ることになりました。これにより、20歳以上の男女には選挙権が与えられ、女性が議員に立候補することもできるようなります。
日本国憲法の制定
日本の草案では、大日本帝国憲法をもじった程度のものでしかないとしてGHQに却下され、最終的にGHQが自ら委員会を立ち上げて日本国憲法の草案を作成することになります。
教育基本法
教育の制度を、現代と同じ6・3・3・4制に改めました。また、教育の現場から軍国主義に関する教科書を回収し、教職についていた軍人や軍国主義者を追放。
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