中学国語の「付属語(助詞・助動詞)」についてまとめています。ここでは、付属語である助詞・助動詞のはたらきと種類について確認する必要があります。助詞や助動詞を使いこなすことができるようにあんると、文章の表現に幅が広がります。それでは、中学国語の「付属語(助詞・助動詞)」をみていきましょう。
助詞のポイント
助詞は、活用しない付属語。自立語の後につき、意味を加えたり、語句どうしの関係を示したりします。
格助詞
主として、体言につき、体言の下の語句との関係を示します。
- 主語をつくる。<例文>犬がほえる。
- 連用修飾語をつくる。<例文>絵を描く
- 連体修飾語をつくる。<例文>犬の種類
副助詞
副助詞は、いろいろな語句につき、意味を添えます。副助詞は、話し手、書き手のとらえ方、取り上げ方をあらわします。
- <例文>パンもある。 今度こそ合格する。
接続助詞
主として活用する語につき、さまざまな関係で前後をつなぎます。
- <例文>勉強したけれど、不合格だった。
終助詞
文や文節の終わりにつき、話し手、書き手の気持ちや態度を示します。
- <例文>いい天気だなあ。
助動詞のポイント
助動詞は、活用する付属語。用言や体言、他の他動詞などにつき、意味を加えたり、話し手、書き手の気持ちや判断を表したりします。
助動詞の種類
- 受け身<例文>先生に頼まれる。
- 可能<例文>友人も来られる。
- 尊敬<例文>先生が離される。
- 自発<例文>寂しく思われる。
- 使役<例文>勉強させる。
- 希望<例文>ごはんが食べたい。
- 否定<例文>廊下を走らない。
- 推量<例文>素とは寒かろう。
- 意志<例文>私も勉強しよう。
- 勧誘<例文>さあ、食べよう。
- 過去<例文>昨日は雨だった。
- 完了<例文>魚が焼けた。
- 存続<例文>晴れた空
- 想起<例文>テストは来週だったね。
- 丁寧<例文>水を飲みます。
- 推定<例文>先生は、元気らしい。
- 比喩<例文>まるで夢のようだ。
- 様態<例文>今度は勝てそうだ。
- 伝聞<例文>東大に行くそうだ。
- 否定の意志<例文>弱音は吐くまい。
- 否定の推量<例文>彼は行くまい。
- 断定<例文>父は、医者だ。
以上が、中学国語の「付属語(助詞・助動詞)」となります。今回は。ざっとこんなはたらくや用法があるのだなあと思ってくれるだけかまいません。紛らわしい見分け方などについては、またその対策編で記述していきます。
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