【高校入試対策国語】覚えておきたい二字熟語(漢字の構成)一覧です。
二字熟語と漢字の構成
二字熟語には、意味が似ているもの、反対の意味になるもの、主語と述語の関係、下の漢字が上の漢字の目的や対象を示したり、上の漢字が下の漢字を修飾するものなどがあります。
二字熟語の種類【漢字の構成】
- 意味が似ている漢字の組合せ
- 意味が対になる漢字の組合せ
- 主語と述語の関係
- 上が動詞で下が目的語の関係
- 上の漢字が下の漢字を修飾する
- 上が下を否定する
- 同じ字を重ねる
- 接頭語・接尾語がつく
- 字とは別の意味
- 長い熟語の省略
意味が似ている漢字の組み合わせ
例えば「通行」という熟語は、「通う=行く」と意味がほぼ同じです。
- 思考(思う+考える)
- 救助(救う+助ける)
- 減少(減る+少ない)
- 増加(増える+加える)
- 停止(停まる+止まる)
- 絵画(絵+画)
- 河川(河+川)
意味が対になる漢字の組み合わせ
例えば「売買」という熟語は、「売る↔買う」と意味が反対です。
- 強弱(強い+弱い)
- 寒暖(寒い+暖かい)
- 苦楽(苦しい+楽しい)
- 高低(高い+低い)
- 損得(損する+得する)
- 左右(左+右)
- 縦横(縦+横)
- 男女(男+女)
主語と述語の関係
例えば「日没」という熟語は、「日が没する」と、主語・述語の関係になっています。
- 国営(国が営む)
- 骨折(骨が折れる)
- 人造(人が造る)
- 日照(日が照る)
- 雷鳴(雷が鳴る)
- 円高(円が高い)
- 頭痛(頭が痛い)
上が動詞で下が目的語の関係
例えば「読書」という熟語は、「書を読む」と、上が動詞で下が目的語になっています。つまり、「~を」「~に」に当たる意味の漢字が下に来る組み合わせとなります。
- 帰国(国に帰る)
- 着席(席に着く)
- 登山(山に登る)
- 読書(書を読む)
- 挙手(手を挙げる)
- 作文(文を作る)
- 納税(税を納める)
上の漢字が下の漢字を修飾する
例えば「偉人」という熟語は、「偉い人」と上の漢字が下の漢字を修飾しています。
- 暗示(暗に示す)
- 仮定(仮に定める)
- 再会(再び会う)
- 最高(最も高い)
- 新年(新しい年)
- 温泉(温かい泉)
- 黒板(黒い板)
- 海底(海の底)
- 光線(光の線)
上が下を否定する
例えば「不正」という熟語は、「正しい」を「不」で否定しています。
- 不正(正しくない)
- 未開(開かれてない)
- 無礼(礼がない)
- 非凡(凡人ではない)
- 否定(定まってない)
- 未知(知られてない)
- 不明(明らかでない)
同じ字を重ねる
例えば「山々」という熟語は、「山+山」と、同じ字を重ねています。
- 山々(やまやま)
- 堂々(どうどう)
- 広々(ひろびろ)
- 黙々(もくもく)
- 続々(ぞくぞく)
- 高々(たかだか)
- 種々(しゅしゅ)
接頭語・接尾語がつく
例えば「諸島」という熟語は、「島」に接頭語の「諸」がついた熟語です。
- 諸島(接頭語「諸」+島)
- 第一(接頭語「第」+一)
- 貴社(接頭語「貴」+社)
- 自然(自+接尾語「然」)
- 適性(適+接尾語「性」)
字とは別の意味
例えば「赤字」という熟語は、「損失」とい意味を表し漢字とは別の意味を表します。
- 赤字(損失)
- 光陰(月日)
- 星霜(年月)
- 矛盾(つじつまが合わないこと)
- 白眉(最も優れていること)
長い熟語の省略
例えば「特急」という熟語は、「特別急行」という四字熟語を省略したものです。
- 特急(特別急行)
- 入試(入学試験)
- 高校(高等学校)
- 中学(中等学校)
- 農協(農業協同組合)
- 国連(国際連合)
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