【中学地理】オセアニア州の重要ポイント!演習問題付き

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「オセアニア州」中学定期テスト対応です。オーストラリアやニュージーランドを含むオセアニア州は、独特の自然環境や多様な文化を持つ地域です。中学地理では、「オセアニア州の国々の特徴は?」「経済や産業のポイントは?」「環太平洋造山帯と関係があるの?」といった内容がよく出題されます。

この記事では、オセアニア州の地理的特徴・気候・産業・歴史などの重要ポイントをわかりやすく解説し、テスト対策に役立つ演習問題も用意しました。入試や定期テストに向けて、しっかり理解を深めましょう!

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オセアニア州

オーストリア

オーストリア

オーストラリア大陸、ニュージーランド、太平洋の島々をまとめた地域。島々は、ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの三つの地域に分けられる。太平洋には火山の山頂部分が海面に出た島々やサンゴ礁が発達している島々がある。

  • グレートディバイディング山脈…オーストラリアの東部につらなる山脈

オセアニア州の気候

  • オーストラリア大陸の内陸部の気候…降水量が少ない草原や砂漠。人口のほとんどは南東部や南西部に集中。
  • ニュージーランドの気候…西岸海洋性気候。太平洋の日本と同じような地震や火山が多い
  • 島々の気候…熱帯。

オセアニア州の歴史

移民の歴史と多文化社会への歩んできた。20世紀初めまでイギリスなどの植民地だった国が多く、植民地時代の影響が残っている。現在でもグアム島などはアメリカ合衆国領であり、タヒチなどは、フランス領。

オーストラリアはおもにイギリスからの移民によって開拓され、かつてはヨーロッパ以外からの移民を制限していたが、政策変更後はアジアなどさまざまな地域からの移民が増えた。

多文化社会
さまざまな文化をたがいに尊重しあう社会。オーストラリアのアボリジニーやニュージーランドのマオリの文化を尊重する努力が続けられている。かつては、ヨーロッパ以外との結びつきを制限する白豪主義がとられていころも覚えておこう。

オセアニア州の産業

オーストラリアの農業は、北東部・南東部・南西部で肉牛や羊毛用の羊の飼育。とくに南東部・南西部は小麦の栽培と組み合わせた代表的な農業地帯。内陸部では牛、それから羊の放牧が行われているが、数は少ない。

オーストラリア農業の最大の課題は、水資源の不足である。内陸は年降水量が500mmの地域が広く、灌漑用水が確保されなければ、安定した農業を営むことが難しい。連邦政府は、1949年にスノーウィ・マウンテンズ計画を立て、水力発電を行なうとともに、マーレー川流域の耕地に大量の灌漑用水を供給する事業を実施してきた。

ニュージーランドでは牛や羊の飼育がさかん。牛は酪農用、 羊は肉用が中心。乳製品や肉類は重要な輸出品になっている。

オーストラリアの工業としては、鉄鉱石・石炭・ボーキサイトなどの鉱産資源が豊富。露天掘りによって大規模で効率よく採掘され、日本や中国、韓国などへ輸出。オーストラリアの輸出品は羊毛中心から鉱産資源中心に変化している。

オーストラリア鉱産資源別算出地域

  • 石炭…グレートディバイディング山脈の東側で多く産出。
  • 鉄鉱石…西部のビルバラ地区とその周辺で産出。
  • ボーキサイト…南西部と北部で算出。

鉛・亜鉛・銅…主に内陸部で算出輸送方法は、鉄鉱石や石炭は鉄道で港、港から日本などへ輸送。また。石油・天然ガスはパイプラインで大都市へ送られます。

オセアニア州とアジア

近年、オーストラリアやニュージーランドを観光や留学などで訪れるアジア人が増加。アルバイトをしながら長期間滞在できるワーキングホリデーもある。

オセアニアの国々にとって、かつては、欧米諸国との貿易が多かったですが、中国や日本などのアジア諸国は重要な貿易相手国、アジア太平洋経済協力会議(APEC)などでの関係も強まる。日本の資源は、輸入にたよっています。現在の日本は鉱山資源の多くを輸入に依存しています。原油や天然ガスは西アジア、東南アジアなど、鉄鉱石や石炭はオーストラリアなどです。

オーストラリア国別貿易輸出入額グラフ

2023年におけるオーストラリアの国別輸出入総額のグラフです。青い棒グラフは輸出額、オレンジの棒グラフは輸入額を示しています。このグラフから、オーストラリアが中国、日本、韓国、アメリカ、インドなどの主要貿易相手国とどの程度の貿易を行っているかがわかります。

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【対策問題】オセアニア州の問題

【問1】次の問いに答えなさい。

1:オセアニアのなかで、「小さな島々」という意味をもつ地域を何というか。

2:オセアニアのなかで、「黒い島々」 という意味をもつ地域を何というか。

3:オーストラリア北東部の海岸沿いに2000km 以上続く世界最大のさんごしょうを何というか。

4:オーストラリアの先住民を何というか。

5:オーストラリアでかつてとられていた白人以外の移民を制限する政策は何か。

6:ニュージーランドの先住民を何というか。

7:さまざまな民族がたがいの文化を尊重し合う社会を何というか。

8:オーストラリアの大鑽井盆地や南西部でさかんに飼育されている家畜は何か。

9:オーストラリアの北東部や南東部でおもに産出される鉱産資源は何か。

10:オーストラリアの北西部でおもに産出される鉱産資源は何か。

【問2】次の問いに答えなさい。
(1)オセアニア州の太平洋の島々は、主にどの気候帯に属するか。

(2)オーストラリアの北東部で、肉用に飼育されている家畜は何か。

(3)オーストラリアの南東部・南西部で毛を利用するために飼育されている家畜は何か。

(4)オーストラリア南東部にある(2)を飼育する肥育場を何というか。

(5)オーストラリア大陸の北東部・南東部で産出し、日本への輸出が多い鉱産資源は何か。

(6)オーストラリアの北部で産出される、アルミニウムの原料となる鉱産資源を何というか。

(7)オーストラリアで、1970年代初めまで行われていた、白人以外の移民を厳しく制限する政策を何というか。

(8)国内にあるさまざまな文化をたがいに尊重し合う社会を何というか。

(9)オーストラリアの先住民の人々を何というか。

(10)経済協力をするためにつくられた、アジア太平洋経済協力会議の略称を、アルファベットで書け。

【解答】オセアニア州の問題

【問1】
1:ミクロネシア

2:メラネシア

3:グレート・バリア・リーフ

4:アボリジニ

5:白豪主義

6:マオリ

7:多文化社会

8:羊

9:石炭

10:鉄鉱石

【問2】
(1)熱帯

(2)牛

(3)羊

(4)フィードロット

(5)石炭

(6)ボーキサイト

(7)白豪主義

(8)多文化社会

(9)アボリジニ

(10)APEC

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