【中3理科】2学期期末テスト対策問題(解答付き)

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【中3理科】2学期期末テスト対策問題(解答付き)です。2学期期末テストでは、「天体」に関する内容が中心となります。「地球の自転と公転の違いがあやふや…」「日食や月食のしくみがうまく説明できない…」「星の動きや四季の星座の覚え方が難しい…」と感じている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、テストによく出る問題を解答・解説付きでご紹介!重要ポイントを押さえて、効率よく復習し、テスト本番でしっかり得点できるように準備しましょう!

学年 1学期中間 1学期期末 2学期中間 2学期期末 学年末
中1 身近な生物 植物のしくみ 身の回りの物質 光・音・力 火山・化石・地震・地層
中2 化学変化の種類 化学変化の実験 植物・動物のはたらき 圧力・天気 電流・磁界・電磁誘導
中3 細胞分裂・遺伝 イオン・中和 運動・仕事 天体・宇宙 自然と人間・食物連鎖
※試験範囲が異なるときは、上の表を参考に
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【問題】2学期期末テスト対策問題(中3理科)

【問1】下の図は、太陽系のつくりを表したもので、その一部を拡大した図ものせてある。これについて、以下の各問いに答えよ。

天体の種類

(1)図で、太陽のように自ら光を放つ天体をなんというか。

(2)太陽のまわりを、太陽に近い順に、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星が一定の周期で回ってる。このように太陽の周りを天体が回ることを何というか。

(3)水星や火星、地球などのように、太陽のまわりを回る天体を何というか。

(4)太陽系の(3)の中で、最大のものは何か。天体の名称を答えなさい。

(5)地球には衛星の月があります。では、衛星とはどのように運動しているか。簡潔に説明しなさい。

(6)次のうち、衛星に該当する天体を1つ選び、記号で答えよ。
ア 天王星  イ アンタレス  ウ フォボス  エ 土星  オ 太陽

【問2】下の表は、太陽とそのまわりを公転する8つの惑星、地球の衛星である月についてまとめたものである。これについて次の各問いに答えよ。

太陽系

(1)表中のAの惑星は、太陽に最も近い公転軌道を公転している天体で、太陽系の惑星の中で大きさ、質量ともに最小のものである。この天体Aは何か。

(2)表中のBの惑星は、太陽系で太陽に近い方から2番目の惑星である。この惑星Bは、太陽系内で最も地球に似た惑星であるため、地球の姉妹惑星と表現されることがある。この天体Bは何か。

(3)表中のCの惑星は、地球の外側の軌道を公転している惑星である。表面が赤く見えることから赤い惑星と呼ばれており、極付近に水と二酸化炭素の氷からなる極冠がある。また、フォボスとダイモスという2つの衛星をもっている。この天体Cは何か。

(4)表中のDの惑星は、太陽系の惑星の中で最大の惑星である。表面に大赤斑という模様がみられる。この天体Dは何か。

(5)表中のEの惑星は、太陽系の中で2番目に大きな惑星である。大きな環を持っており、衛星は62個も存在する。この天体Eは何か。

(6)表中のFの惑星は、太陽系の中で3番目に大きな惑星である。この惑星の自転軸は公転面に対しほぼ横倒しに倒れているのが大きな特徴である。この天体Fは何か。

(7)表中のGの惑星は、太陽系の中で最も遠い位置を公転する惑星である。巨大な氷の惑星で、太陽から離れているため温度が低いのが特徴である。この天体Gは何か。

(8)小惑星が公転しているのは、どの惑星の間か。A~Fの記号で2つ答えよ。

(9)表の惑星の中で、内惑星であるのはどれか、A~Fの中からすべて選び、記号で答えよ。

(10)表の惑星の中で、質量が小さく密度が大きい地球型惑星にあてはまるものを、A~Fの中からすべて選び、記号で答えよ。

(11)表のアには、地球の赤道直径を1としたときの太陽の赤道直径の大きさが入る。次の中から最も適当な数字を1つ選び、番号で答えよ。
① 64  ② 109  ③ 224  ④ 1500  ⑤ 6000

(12)表のイには、月の自転周期(日数)が入る。次の中から最も適当な数字を1つ選び、番号で答えよ。
① 約3日  ② 約7日  ③ 約15日  ④ 約27日

【問3】下の図1は、10月2日午前8時に東の空で、月が太陽の一部をかくす現象を観察したものである。図2は、太陽とそのまわりを公転する地球と、地球のまわりを公転する月の位置関係を表したものである。これについて、次の各問いに答えよ。

日食と月食

(1)図1は、10月2日午前8時に東の空から太陽が昇るようすを表している。このとき、月が太陽の一部をかくしているのが観察された。このように、月の影に太陽がかくれる現象を何というか。

(2)図1で観測を続けると、月がア、イのどちらかに動いていく様子が観察された。この後月は、ア、イのどの方向に動いていくように見えるか。記号で答えよ。

(3)図1が観察されたとき、月は図2ではA~Hのどの位置にあったと考えられるか。一つ選び、記号で答えよ。

(4)次の文は、10月2日午前8時に東の空で観察された現象についてまとめたものである。文中の( )に適する語句を記入せよ。

月が太陽の一部をかくす現象の中でも、月が太陽の全てをかくしてしまう現象を特に( ① )といいます。この現象が起こる理由は、地球から見た太陽と月の大きさを比べると( ② )の方が大きく見えるからです。また、月が地球の影に入り、月が薄暗く見える現象を( ③ )といいます。この現象が起こるときの月の形は( ④ )になります。
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【解答・解説】2学期期末テスト対策問題(中3理科)の解答

【問1】
(1)恒星

太陽のように、自ら光を放つ天体を恒星といいます。夜空に輝く星も恒星です。太陽と比べると非常に遠くにあるので、光の点にしか見えません。

(2)公転

太陽などの恒星のまわりを回ることを公転といいます。地球の場合、太陽のまわりを反時計回りに1年で360°公転しています。

(3)惑星

地球のように、太陽などの恒星のまわりを公転する天体を惑星といいます。太陽系には以下の8つの惑星が存在します。太陽に近い順に、
水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星

(4)木星

太陽系の惑星の中で最大になるのが木星です。太陽系の惑星で最小なのは水星になります。

(5)惑星のまわりを公転する。

衛星とは、地球のような惑星のまわりを公転する天体です。木星や土星のように大きな惑星には多くの衛星があります。地球には月のみが衛星として存在します。

(6)

アの天王星は太陽系の惑星です。イのアンタレスは、夏にの真夜中に見えるさそり座の中の1等星で、太陽と同じ恒星になります。赤い天体になります。エの土星は太陽系の惑星で、オの太陽は自ら光を放つ恒星です。したがって、答えはウのフォボスになります。フォボスは火星の第一衛星で、火星のまわりを一定の周期で公転しています。

【問2】
(1)水星

太陽系の惑星で、最も太陽に近い位置を公転している惑星は水星になります。質量が最も小さいので、大気をとどめておく重力弱く、大気はほとんどありません。

(2)金星

太陽系の惑星で、太陽に2番目に近い惑星が金星です。金星は大きさなどが地球とよく似ており、古くから明けの明星、よいの明星として親しまれています。

(3)火星

地球よりも外側を公転する火星は、地球の半分くらい程の大きさの惑星です。表面が赤いのが特徴です。

(4)木星

太陽系最大の惑星で、大赤斑とよばれる丸い模様が特徴です。

(5)土星

太陽系の惑星で2番目に大きい惑星が土星です。大きな環を持っており、多くの衛星も存在します。また、太陽系の惑星で最も密度が小のも特徴です。

(6)天王星

太陽から7番目に近い惑星が天王星です。自転軸が真横に倒れているのが特徴です。

(7)海王星

太陽系の惑星で一番外側を公転しているのが海王星です。表面が氷におおわれているのが特徴です。

(8)C、D

小惑星は、火星と木星の間を公転しており、無数の小惑星が帯のように並んでいます。

(9)A、B

内惑星は、地球よりも内側を公転する惑星のことをいいます。地球よりも公転軌道が内側にあるのは、水星と金星です。内惑星は真夜中に観測できないなどの特徴があります。地球よりも外側を公転する惑星は外惑星になります。

(10)A、B、C

地球と同じように、質量や直径が小さく、密度が大きい惑星を地球型惑星といいます。地球型惑星には、太陽から近い方から、水星、金星、地球、火星が該当します。ガスでできており、質量や直径が大きく、密度が小さい惑星は木星型惑星と呼ばれます。

(11)

太陽の大きさは、地球の直径を1とすと、約109の大きさになります。

(12)

月の自転周期は約27日、月の公転周期も約27日となるため、地球に常に同じ面を向けた状態になります。月の満ち欠けの周期は約29.5日であることも覚えておきましょう。

【問3】
(1)日食

日食は、太陽・月・地球の順に並んだときに起こることがあります。このときの月の形は新月で、地球から見ると太陽も月も同じ方向に観測できます。

(2)

日食は、太陽の右側から起こります。これは、月が地球のまわりを反時計回りに公転しているからです。太陽も月も地球の自転により、東から西に日周運動していますが、月が反時計回りに公転しているので、その分太陽よりも日周運動が遅れるためです。

(3)C

日食が起こるときの月の位置はCの新月になります。太陽と同じ方向にあり、月が太陽の光をさえぎる現象が日食になります。

(4)①皆既日食 ② ③月食 ④満月

日食の中でも、月が太陽の全てをかくす現象を皆既日食といいます。皆既日食が起こるとき、月は地球に近い状態で、見かけの大きさが太陽よりも大きく見えます。また、月が地球から少し離れているときは、見かけの大きさが太陽よりも小さく見えます。このとき、月が太陽をかくすと金環日食やダイヤモンドリングが観測されます。

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