大学小論文・作文「書き方の手順まとめ」です。
小論文・作文の書き方手順
- メモをする
- 構成をする
- 字数制限が短いときは、下書き
- 清書をする
メモをする
問題が出たら、すぐに書き始めるのではなく、まずはアイデアをメモする。すぐに書き始めても、浅い意見になってしまったり、途中で何を書いているかわからなくなったりします。そうならないためにも、きちんとメモをとってから書き始めるほうが、結局は、早く書き終わることになることを肝に銘じておきましょう。
アイデア・メモというのは、鋭いアイデアを見つけ出すための作業です。思いついたことを、時間の許す限りメモをしましょう。すべてが鋭いアイデアのはずはありません。実際には、使い物にならないアイデアもあるはず。それも含めて、いろいろなアイデアを書き出してみましょう。。
構成をする
アイデア・メモをとったら、今度は構成に入ります。構成とは、初めに何を書いて、そのあと何を書くかを考えていきます。その際、いくつかを「型」を持っていれば書きやすく、さらに「型」を応用するのが、論理的に書くためのコツとなります。 字数が200字低度であれば、次のような方があります。
<基本的な型>
- 第一段落…ずばりと結論(自分の主張・意見)を書く最も大事なことをずばりと書く。
- 第二段落…第一段落で書いた主張の理由をまとめる。第二段落では、第一段落で示した主張について、そう思う理由、その中身の詳しい説明、それを改善するための対策などを示す。
下書きをする
メモが終わったら、下書きをしてみます。しかしながら、ここでも書いたように。400字を超えるよう な小論文の場合には下書きをしている時間の余裕はないと思われます、200~300字程度の場合、字数が少なすぎたり、オーバーしたりすることがあるので、下書きをするのが望ましいです。その場合は、字数調整も大事になってきます。特に字数がオーバーしそうなときには、不必要な部分をカットしたり、言い回しを変えたりして、制限字数内に収めるように工夫しましょう。そのような作業のためにも下書きが必要というわけです。
清書をする
下書きが終わったら、誤字・脱字のないように気をつけて清書しましょう。誤字があると減点されるので、漢字を忘れたときには、別の言葉を使うことが望ましいです。どうしても別の言葉を思いつかないときには、誤字を書くよりも、ひらがなのままのほうがよいです。
句読点の打ち方のコツ
読点(、)の打ち方には、特段、決まった規則はないので、打ち方によって、減点されることはないだろう。しかし、読点は少なすぎても多すぎても、読みにくい文になるので注意しよう。そのあたりのコツについてまとめています。
- 主語が長くなったときに、主語のあとに打つ
- 重文では、接続助詞のあとに打つ
- 「そして」「しかし」「したがって」などの接続詞のあとに打つ名詞などを列挙する場合に打つ
主語が長くなったときに、主語のあとに打つ
(例)NPOなど社会活動のことについてさまざまなことを知った若者は、その後、活動に参加しやすくなるはずだ。
重文では、接続助詞のあとに打つ
重文とは、主語・述語の関係が二つ以上あり、それが並立している文のことをいいます。
(例)地方の山間部では過疎化が深刻化しているが、都市部では過密化が問題視されている。
接続助詞とは、主に活用する言葉(用言や助動詞)について、前後の文節や文をつなぐ働きをする。順接・逆接・並立などの関係を表す。「ので・から・が・つつ」などがあります。
「そして」「しかし」「したがって」などの接続詞のあとに打つ
(例)しかし、環境は悪化するばかりだった。
<接続詞>
- 順接…前に述べたことが、後に述べることの原因・結果となる。(例)だから
- 逆接…前に述べたこととは、逆になることが後にくる。(例)しかし
- 並列・累加…前に述べたことと並べたり、それに付け加えたりします。(例)そして
- 対比・選択…前に述べたことと比べたり、どちらかを選んだりします。(例)または
- 説明・補足…前に述べたことをまとめたり、補ったりします。(例)つまり
- 転換…前に述べたことと話題を変えたりします。(例)さて
名詞などを列挙する場合に打つ
(例)日本、韓国、中国、アメリカがその会議に参加した。
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