【中学公民】選挙の原則

選挙制度(小・中・大選挙区制・比例代表制)の比較と違い(デメリット・デメリット)です。入試でもよく出題されるところです。それぞれの特徴や違いをつかみ整理していきましょう。それでは、中学公民の「政治参加と選挙制度」です。

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選挙

選挙は、民主主義で最も重要な政治参加です。民主主義は、みんなで話し合い、決定することです。民主主義の成立には、国民主権、自由権、平等権が必要。
確認中学公民の「基本的人権(平等・自由・生存権)」の比較・違い(練習問題付)

選挙の原則

わが国の選挙は、公正に代表者を選ぶため選挙は国民が政治に参加する大切な機会であり、選挙の基本原則の普通選挙・平等選挙・直接選挙・秘密選挙の4原則のもとで行われます。

  • 選挙権…国民が代表を選ぶ権利のこと
  • 被選挙権…選挙おいて、当選人となれる資格のこと

1.普通選挙

財産や性別に関係なく、選挙権が与えられます。現在の選挙権は18歳となっています。1925年以前は、一定額以上の納税をする男子にだけにしか選挙権が認められていませんでした。しかし、選挙権が財産や性別などで制限されている選挙では、国民の意思を政治に生かすことはできません。ですから、財産や性別の制限がない普通選挙が大切です。

2.平等選挙

一人一票を平等にあつかいます。日本国憲法では、選挙人の資格を人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産、収入によって差別してはならないと定めています。

3.直接選挙

選挙権を持っている人が、議員を直接選出します。

4.秘密選挙

投票の秘密を守るために、無記名投票で行われます。現代の民主政治のもとで行われる選挙では、秘密選挙は当たり前のことですが、明治時代の第1回衆議院議員総選挙では、警察官や立会人の監視のもとで、住所・氏名を書いて印鑑を押して一票を投じるというものでした。

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間接選挙

直接選挙に対して、間接選挙の代表例としてアメリカのの大統領選挙があります。アメリカの大統領選では、一般の有権者が大統領選挙人を選び、その選挙人が大統領を選挙するという間接選挙を採用しています。この大統領選挙人による選挙で過半数の選挙人を得た候補者が大統領に選出されます。

選挙権の変遷

現在のような男女平等の普通選挙の原則ができたのは、戦後のことであり、1925年に普通選挙法が成立するまでは、納税額によって選挙権が制限される制限選挙であった。また、女性の参政権は認められていなかった。

選挙権の年表

  • 1890年 第1回総選挙 直接国税5円以上納めた25歳以上の男子のみ
  • 1925年 普通選挙法成立 25歳以上の男子全員に選挙権</span>が与えられた。
  • 1928年 第16回総選挙婦人参政権の確立
  • 1945年 20歳以上の男女による普通選挙の実現 20歳以上の男女全員に選挙権が与えられた。
  • 1946年 第22回総選挙
  • 2005年 第44回総選挙

2015年には、満18歳以上の男女に選挙権が与えられる。

治安維持法

1925年に普通選挙法と同時に制定された、共産主義の思想や運動を取り締まるための法律

選挙権と被選挙権

選挙権は、満18歳以上の日本国民が有する。被選挙権は、衆議院・地方議会議員,、市(区)町村長が満25歳以上、参議院議員と都道府県知事が満30歳以上である。

選挙権のポイント

  • かつての日本の選挙制度は、納税額によって選挙権が制限された制限選挙であった。また、女性の参政権が認められていなかった。
  • 1890年の第1回総選挙では、直接国税15円以上納めた。25歳以上の男子のみの制限選挙で、有権者は全人口の約1.1%であった。
  • 1925年に普通選挙法が成立し、25歳以上の男子全員に選挙権が与えられた。
  • 20歳以上の男女全員に選挙権が与えられたのは1945年である。

選挙権練習問題

現在、選挙権はどういう人に与えられていますか。以下のうちから1つ選び,記号で答えなさい。

ア 選挙権は、税金を年間 100万円以上おさめる人にあたえられています。
イ 選挙権は、満25歳以上の男女にあたえられています。
ウ 選挙権は、満20歳以上の男子のみにあたえられています。
エ 選挙権は、満18歳以上の男女にあたえられています。

解答

以上が、中学公民の「選挙の原則」となります。入試でも頻出度の高い分野の1つです。特に課題についての記述問題も、最近よく出題されているので、しっかり理解しおきましょう。
確認【中学公民】日本の選挙制度と課題

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