中学理科で登場する試薬・指示薬についての練習問題です。
試薬・指示薬の一問一答
- 酸性の水溶液にリトマス紙をつけると何色リトマス紙が何色に変化するか。
- 緑色のBTB溶液を水酸化ナトリウム水溶液に入れると何色になるか。
- アンモニア水にフェノールフタレイン液をを入れると何色になるか。
- 二酸化炭素の判別方法とその結果を簡潔に書け。
- 糖を調べるときに使うベネジクト液はある操作をしないと色の変化が見られません。どういう操作をすればよいか。
- 水ができたかどうかを調べるときに使う紙の名前を答えよ。
- 核や染色体を赤色に染める染色液の名称を答えよ。
試薬・指示薬の一問一答 解答
- 青色リトマス紙が赤色に変化
- 青色
- 赤色
- 石灰水に通すと白くにごる。
- 加熱する。
- 塩化コバルト紙
- 酢酸カーミン液(酢酸オルセイン液)
【練習問題】水溶液の判別問題
下の試験管A~Eには、うすい塩酸、水酸化ナトリウム水溶液、食塩水、アンモニア水、炭酸水のいずれかが入っている。これらの水溶液に、下の実験を行った。
【実験1】それぞれの水溶液にフェノールフタレイン溶液を入れると、試験管AとEで色の変化が見られた。
【実験2】それぞれの水溶液に呼気をふき込むと、試験管Cの水溶液が白くにごった。
【実験3】それぞれの試験管の水溶液を蒸発皿にとり、水分がなくなるまで加熱したところ。試験管A、Dに白い粒が残った。
(1)【実験1】で色の変化が見られた水溶液は、何色に変化したか。
(2)試験管A~Eの水溶液は、それぞれどの水溶液か。
【解答・解説】水溶液の判別問題
(1)赤色
フェノールフタレイン溶液は、アルカリ性の水溶液と反応し、無色透明から赤色に変化します。
(2)A:水酸化ナトリウム B:うすい塩酸 C:炭酸水 D:食塩水 E:アンモニア水
水溶液Aは、フェノールフタレイン溶液で赤色に変化したのでアルカリ性、加熱後に白い粒が残ったので固体が溶けているとわかります。したがって、Aは水酸化ナトリウム水溶液であると判断できます。残りのアルカリ性の水溶液Eはアンモニア水だとわかります。
水溶液Cは、呼気(二酸化炭素)で白くにごったので炭酸水、Bは加熱後に何も残らなかったので、気体が溶けているうすい塩酸、Dは白い粒が残ったので食塩水だと判断できます。
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