理科の実験で使用する上皿てんびんについて学習します。質量を測定する場合の分銅の置き方など確認しましょう。
上皿てんびん
質量をはかる器具上皿てんびん。まずは、各部の名称を下の図で覚えてください。
上皿てんびんの使い方
上皿てんびんは、水平な安定した台の上で使います。操作手順は次の通りです。
- 両方のうでに、同じ番号の皿をのせる。
- 指針が目盛りの中央から等しく振れるように、調節ねじを回して調節する。
- 右利きの場合、重さをはかりたい物体を左の皿にのせる。
- はかりたいものより少し重いと思われる分銅を右の皿にのせる。
- 分銅が重すぎたら、その次に重い分銅にとりかえる。
- 指針が目盛りの中央から左右に等しく振れたらつり合ったといえる。
左利きの人の場合、分銅と物体をのせる皿が左右逆になります。もっとも量りやすいように分銅も物体も置くと考えると答えは自然と導けます。
一定量の薬品をはかりとるとき
今度は、上皿てんびんを使って、一定量の薬品をはかりとります。
- 両方のうでに、同じ番号の皿をのせる。
- 指針が目盛りの中央から等しく振れるように、調節ねじ回して調節する。
- 両方の皿に薬包紙をのせる。
- 右利きの場合、はかりとりたい質量と同じ分銅を左の皿にのせる。
- 右の皿に薬品を少しずつのせていく。
- 指針が目盛りの中央から左右に等しく振れたらつり合ったといえます。
上皿てんびんのその他の注意点
上皿てんびんを使い際には次の点にも注意しましょう。
- 分銅はピンセットを使ってのせる。
→手で直接触ると、分銅がさびて質量が変化します。 - 使い終わったら、皿を一方のうでに重ねておく。
→ふらふらして、正確に図れなくなります。
上皿てんびんのポイント以上です。この他にも、理科の実験で使う器具を確認しておきましょう。
コメント