ヨーロッパ州の工業についてまとめています。特にドイツの地図上の位置を確かめながら、まとめてみましょう。
ヨーロッパ州の工業の概要
イギリス、フランス、ドイツなどは、世界で最初に工業が発達した地域です。第二次世界大戦後、アメリカ合衆国や日本に対抗するため、航空機などの各国が共同して開発、生産しています。近年は、医薬品や情報通信機器などの先端技術産業も成長しています。
■EUと他国の比較
国・機構 | 人口(億人) | 輸出額(億ドル) | 輸入額(億ドル) |
---|---|---|---|
EU | 5.0 | 44814 | 45421 |
日本 | 1.2 | 5804 | 5506 |
ASEAN | 5.9 | 6803 | 5903 |
アメリカ | 3.1 | 10568 | 16038 |
西ヨーロッパ最大の炭田を持つルール地方は、フランスのロレーヌからライン川を通じて運ばれる鉄鉱石を基礎に重化学工業を成立させ、その製品を世界各国に輸出し、ヨーロッパの核心的工業地帯へと発展していった。
ヨーロッパ各国の工業状況
- イギリス…世界で最初に産業革命がおこる。北海油田の開発により、石油の産出がさかん
- オランダ…ユーロポートは、EU最大の貿易港。
- フランス…とくにパリの服飾産業は歴史が古い
- ドイツ…自動車・機械・化学工業とは別に、ビール、フランスのブドウ酒に代表される醸造業もさかん。
- ロシア…石油の産出量が世界一
- ノルウェー…水産加工業なども、原料産地で伝統的に形成
- スイス…精密工業
- (地方)アルプス…水力発電をもとに発展した北イタリアの機械工業・化学工業
- (都市)ロンドン・パリ…大都市の出版・印刷業や通信情報産業の発展
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