グレートプレーンズとプレーリーの違いです。入試でも出題されますが、あいまいに覚えている人も多く勘で解いてしまう人も少なくありません。この機会に確実に覚えましょう。また、大まかに、グレートプレーンズとプレーリーに関して、農業や民族についてもふれています。
グレートプレーンズとプレーリーの比較
まずは地図で、それぞれの場所を確認しましょう。ポイントは西経100度線です。
比較 | グレートプレーンズ | プレーリー |
---|---|---|
場所 | ロッキー山脈近く | グレートプレーンズより東側 |
降水量 | 少ない | 多い |
草のたけ | 短い | 長い |
グレートプレーンズとプレーリーは、どちらも広大な平野のことです。西側には、ロッキー山脈。そして、中央平原には、北アメリカ大陸最長のミシシッピ川が流れています。また、アメリカ合衆国の東側に連なるアパラチア山脈も一緒に覚えておきましょう。
グレートプレーンズ
北アメリカ大陸、ロッキー山脈の東麓から西経約100度線との間に広がる平原。牛・馬の放牧と小麦・トウモロコシを産出する農牧業地帯。
降水量が少ない地域ですので、灌漑(かんがい)によって小麦・トウモロコシを栽培。地下水をくみ上げて、回転式のスプリンクラーであるセンターピボットで円形に灌漑をする写真などが有名ですね。
プレーリー
西経100度線からミシシッピ川まで広がる大平原。グレートプレーンズよりも降水量が多いのが特徴で草丈が高いのが特徴。
肥沃な土壌にも恵まれ、白人による開発の進行にともない、小麦・トウモロコシ・綿花などを生産する農業地帯へと変貌。
グレートプレーンズとプレーリー練習問題
次の問いに答えよ。
- グレートプレーンズとプレーリーにおいて、東側にあるのはどちらか。
- グレートプレーンズとプレーリーにおいて、降水量が少ないのはどちらか。
- グレートプレーンズとプレーリーにおいて、草のたけが短いのはどちらか。
- 北アメリカ大陸最長の川の名称を答えよ。
- アメリカ合衆国の東側に連なる山脈の名称を答えよ。
- グレートプレーンズやプレーリーで多く栽培されている作物を答えよ。
グレートプレーンズとプレーリー解答
- プレーリー
- グレートプレーンズ
- グレートプレーンズ
- ミシシッピ川
- アパラチア山脈
- 小麦・トウモロコシ
アメリカの地形の練習問題
下の地図中のX-Yの断面として正しいものを、次のア~エから選び、記号で答えよ。
アメリカの地形解答
答え:ウ
アメリカ合衆国の西側(太平洋側)には、6000m級のロッキー山脈、東側(大西洋側)には3000m級のアパラチア山脈があります。中央はグレートプレーンズやプレーリー、中央平原などの大平原が広がっています。
コメント