中学地理の「アフリカ州」で覚えておくべきことまとめです。アフリカ州に関して、あらゆる方面から、そのポイントについてまとめています。おろそかにされがちですが、ここで「アフリカ州」についてしっかり学びましょう。それでは、中学地理の「アフリカ州」で覚えておくべきことまとめです。
アフリカ州のポイント
赤道を挟んで南北に、熱帯、乾燥帯、温帯の気候が広がります。
- 赤道付近の東部…熱帯で、雨季と乾季があります。
- コンゴ盆地やギニア湾沿岸…熱帯で一年中雨が多く、熱帯林が広がります。キャッサバなどのいも類やバナナがよく育ち、主食になっています。
- 赤道からやや離れた地域…乾燥帯で、赤道から離れるにつれて、草原から砂漠になっていきます。北回帰線付近には、世界で最も広い砂漠であるサハラ砂漠が広がります。
- 大陸の北端(地中海沿岸付近)・南端付近…温帯で、小麦やぶどうが栽培する地域もあります。
アフリカのテストでよく出る国
- 南アフリカ共和国…工業化に成功した、金・ダイヤモンドを多くを算出する国。金、ダイヤモンド、レアメタル(希少金属)などの鉱産資源に恵まれ、工業化に成功。かつてアパルトヘイトと呼ばれる黒人などを差別する人種隔離政策をとられていた。なお、黒人と白人との経済格差が残る。
- ケニア…アフリカ東部の赤道直下にあるコーヒーや茶の栽培がさかんな国
北アフリカの宗教
- イスラム教…ユダヤ教やキリスト教の影響を受けた唯一神教で、偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色。
アフリカ諸国の産業の概要
アフリカでは、これまでモノカルチャー経済に頼ってきました。(モノカルチャー経済とは、特定の産業に偏った経済のことです。)近年は、コバルトやクロムなどの希少金属(レアメタル)が採掘されることから教育を向上させ、高度な技術をもつ人を育てようとする機運が高まっている。
モノカルチャー経済の限界
農業や鉱産資源など、あまり高度な技術を必要としない産業であるため、国際競争が激しい。農業などは、どこの国でもできるころであり、ライバルが必然的に多くなる。より安くを求められるようになり、賃金も安くなる。
農業や鉱産資源など、あまり高度な技術を必要としない産業であるため、国際競争が激しい。農業などは、どこの国でもできるころであり、ライバルが必然的に多くなる。より安くを求められるようになり、賃金も安くなる。
アフリカ州の工業
これまでは、モノカルチャー(単一の農産物や鉱山資源たよった経済)であったが、現在は、モノカルチャーから脱却を目指し、作物の種類、工業化をめざす努力がなされています。中国を筆頭に、アジア諸国との経済的結びつきを強めています。より適正な価格で取引を行うフェアトレードの取り組みが世界で広がっています。
アフリカ各国の主な輸出品
左から多い順
- エジプト…石油製品・液化天然ガス・原油
- ナイジェリア…原油
- コートジボワール…石油製品・カカオ・原油
- ケニア…茶・装飾用切花・野菜・果実
- 南アフリカ共和国…白金属・鉄鋼・機械類・自動車・石炭
ナイジェリアの工業
ナイジェリアは、1960年頃から石油生産でも外貨を得られるようになっているが、油田の多くが石油メジャーの支配するところで、国営石油会社は技術的に未熟で、まだ石油の富を十分に獲得できないでいる。
南アフリカの鉱業
南アフリカは豊かな国で、金・銀・白金・ダイヤモンドだけでなく、鉄・マンガン・クロム・ウランなど鉱石に恵まれ、とくにレアメタルは世界有数の産出を誇っている。
アフリカ州の農業
- プランテーション…東南アジアやアフリカなどに多く見られる植民地時代に欧米諸国の資本で開かれた大農園
- ナイル川…世界最長の川で、アフリカ大陸を北上し地中海に注ぎます。
コメント