放射線の性質に関する問題です。基本的な知識が身についているか確認しましょう。
放射線の性質の確認問題
- 高いエネルギーを持った粒子や電磁波の流れで、人体に大きな影響を与えるものを何というか。
- 放射線には目に見えないなどの特徴があるが、放射線の特徴で物体を通り抜ける性質を何というか。
- 放射線の特徴で、原子をイオンにする性質を何というか。
- 放射線の中で、ヘリウムの原子核の流れを何というか。
- 放射線の中で、原子核から飛び出した電子の流れを何というか。
- 放射線の中で、原子核の外から出た電磁波を何というか。
- 放射線の中で、原子核から出た電磁波を何というか。
- 放射線の中で、原子核から飛び出した中性子の流れを何というか。
- 放射線の中で、レントゲン撮影に利用されているものは何か。
- 放射線のうち、紙によって止められるものは何か。
- 放射線のうち、アルミニウムなどの薄い金属板によって止められるものは何か。
- ウランやプルトニウムのように放射線を出す物質を何というか。
- 物質が放射線を出す能力を何というか。
- 放射線を大量に受けることを何というか。
- 岩石や温泉などから出ている放射線を特に何というか。
- 人工的につくられた放射線を何というか。
- 放射線の大きさを表す単位で、物質が放射線を出す能力の大きさを表す単位を何というか。
- 放射線の大きさを表す単位で、物質や人体が受けた放射線のエネルギーの大きさを表す単位は何か。
- 放射線の大きさを表す単位の中で、人体に与える影響の大きさを表す単位は何か。
解答
- 放射線
- 透過性
- 電離作用
- α線
- β線
- X線
- γ線
- 中性子線
- X線
- α線
- β線
- 放射性物質
- 放射能
- 被ばく
- 自然放射線
- 人工放射線
- ベクレル(Bq)
- グレイ(Gy)
- シーベルト(Sv)
【練習問題】放射線の性質
次の文章を読んで、以下の各問いに答えよ。
原子核から出る放射線は、①α線、β線、γ線、X線、中性子線の5種類があるが、いずれの放射線も「目に見えない」「物体を通り抜ける」「②原子をイオンに変える」などの性質を持っている。これらの性質をうまく利用すれば、我々の生活にいろいろと役立てることができる。ただし、③ヒトや生物が一度に大量の放射線を受けると健康に害があるので、放射線を利用するときは④健康に及ぼす影響に十分注意してあつかう必要がある。
(1)文中の下線部①について、放射線のうち「物体を通り抜ける」という性質を利用して健康診断のレントゲン検査に使われる放射線がある。その名称は何か。また、その正体を次のア~エの中から一つ選べ。
ア ヘリウムの原子核の流れ イ 電子の流れ ウ 中性子の流れ
エ 電磁波の一種
(2)文中の下線部②について、原子をイオンに変える性質を何というか。
(3)文中の下線部③のことを何というか。
(4)文中の下線部④について、放射線が人体にどれくらい影響があるかを表す単位は何か。カタカナもしくはアルファベットを使った単位の記号で答えよ。
【解答・解説】放射線の性質
(1)名称:X線 記号:エ
放射線の中で、物質を通りぬけるという透過性を利用したものにレントゲンがあります。レントゲンは原子核の外から出る電磁波であるX線を利用しています。
(2)電離作用
放射線が物質を通過するとき、持っているエネルギーを原子に与え電子を弾き飛ばします。これが電離作用です。
(3)被ばく
被ばくにより細胞や遺伝子(DNA)が傷つけられ、人体に大きな影響が出ます。
(4)シーベルト(Sv)
人体が受けた放射線による影響の度合い表す単位がシーベルト(Sv)です。放射線を安全に管理するための指標として用いられています。
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