【中2理科】3学期学年末テスト対策問題(解答付き)です。いよいよ学年末テスト!今回の範囲では、「電流」「電圧」「抵抗」「磁界」「電磁誘導」といった電気や磁気に関する内容が中心となります。「オームの法則の計算が苦手…」「直列回路と並列回路の違いがあいまい…」「磁界の向きや電磁誘導のしくみが難しい…」と感じている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、テストによく出る問題を解答・解説付きでご紹介!重要ポイントをしっかり押さえて、計算問題や作図問題にも対応できるよう準備しましょう!
学年 | 1学期中間 | 1学期期末 | 2学期中間 | 2学期期末 | 学年末 |
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中1 | 身近な生物 | 植物のしくみ | 身の回りの物質 | 光・音・力 | 火山・化石・地震・地層 |
中2 | 化学変化の種類 | 化学変化の実験 | 植物・動物のはたらき | 圧力・天気 | 電流・磁界・電磁誘導 |
中3 | 細胞分裂・遺伝 | イオン・中和 | 運動・仕事 | 天体・宇宙 | 自然と人間・食物連鎖 |
※試験範囲が異なるときは、上の表を参考に |
【対策問題】3学期学年末テスト対策問題(中2理科)の問題
【問1】図1のような装置を用いて、銅線を流れる電流が磁界の中で受ける力を調べる実験を行った。図2は、図1でスイッチを入れたときのU字形磁石と銅線の部分を拡大したものである。次の各問の答を、解答欄に記入せよ。ただし、電熱線以外の抵抗は考えないものとし、電源装置の電圧の大きさは一定とする。
(1)図2で、U字形磁石の磁界の向きと、銅線を流れる電流がつくる磁界の向きの正しい組み合わせを、次の1~4から1つ選び、番号で答えよ。
1 aとc 2 aとd 3 bとc 4 bとd
(2)図1で、電熱線A(10Ω)に3Vの電圧がかかっているとき、電流計は何mAを示しているか。
(3)図1で、電流の向きとU字形磁石の極の位置を両方とも逆にしてスイッチを入れると、銅線の動く向きは、図2と比べてどうなるか。簡潔に書け。
(4)図1の状態で、電熱線A(10Ω)と電熱線B(20Ω)のつなぎ方だけをいろいろと変えてスイッチを入れると、銅線の動く大きさに違いがあった。次の1~4のうち、銅線が最も大きく動いたものを1つ選び、番号で答えよ。
1 電熱線Aだけをつなぐ。 2 電熱線Aと電熱線Bを直列につなぐ。
3 電熱線Bだけをつなぐ。 4 電熱線Aと電熱線Bを並列につなぐ。
【問2】電熱線 P、Q のそれぞれについて、その両端に加える電圧の大きさを変えたときに電熱線を流れる電流の大きさを測定した。図は、その結果をグラフに表したものである。これについて、次の問いに答えなさい。
(1) 電熱線P、Qの抵抗の大きさは何Ωか。
(2) 電熱線Pに 2.2Aの電流が流れているとき、電熱線に加えた電圧の大きさは何Vか。
(3) 電熱線Pに 9.0Vの電圧を加えたとき、電熱線を流れる電流の大きさは何Aか。
(4) 電熱線PとQ を直列につないで回路をつくった。
➀この回路全体の抵抗の大きさは何Ωか。
➁この回路の電源の電圧を 8.0Vにした。 このとき,電熱線P を流れる電流の大きさは何Aか。
【解答・解説】3学期学年末テスト対策問題(中2理科)の解答
【問1】
(1)1
磁石の磁界の向きはN極からS極になります。したがって、図2のU字型磁石の磁界の向きはaになります。また、導線を流れる電流のまわりにも同心円状の磁界ができます。電流の進む向きに対して右回り(時計回り)になります。したがって、図2の電流のまわりの磁界はcになります。
(2)300mA
電圧が3V、抵抗が10Ωなので、流れる電流は3V÷10Ω=0.3Aになります。1A=1000mAなので、0.3A=300mAとなります。
(3)変わらない。
電流の向きを逆にすると、電流のまわりの磁界も逆向きになるので、力は逆向きにはたらきます。磁石の極を逆にしても、磁石の磁界の向きが逆になるので、力は逆向きにはたらきます。電流の向きと磁石の極を両方逆にすると、逆の逆で元と同じ方向に力を受けることになります。
(4)4
抵抗を直列に接続した場合は、全体の抵抗は各抵抗の和となり、抵抗が大きくなります。並列に接続した場合は、全体の抵抗は各抵抗よりも小さくなり、回路に大きな電流が流れます。したがって、並列に接続した4が答えになります。
【問2】
(1) P.1.5Ω Q2.5Ω
Q 5.0V÷ 2.0A=2.5Ω
(2) 3.3 V
(3) 6.0 A
(4) ➀4.0Ω ➁2.0A
➁8.0V÷4.0Ω=2.0A
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