【定期テスト対策問題】塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の問題

スポンサーリンク

【定期テスト対策問題】塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の問題です。

ポイント 【中3理科】中和の実験・イオン数のグラフのポイント

スポンサーリンク

【問題】塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の問題

塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和右図のように、うすい塩酸50cm³にBTB溶液を入れ、水酸化ナトリウム水溶液を混ぜる実験を行った。下の表は、加えた水酸化ナトリウム水溶液の体積とBTB溶液の色の変化を表したものである。これについて、以下の各問に答えよ。

水酸化ナトリウム水溶液[cm³] 10 20 30 40
BTB溶液の色

(1)うすい塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜたときに起こる反応を何というか。

(2)うすい塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜたときに起こる反応を化学反応式で書け。

(3)この実験で中和が起こっているのは、次のア~エのうちどれか。あてはまるものをすべて選べ。
ア 水酸化ナトリウム水溶液を10cm³加えたとき。
イ 水酸化ナトリウム水溶液を10cm³加えたあと、さらに10cm³加えたとき。
ウ 水酸化ナトリウム水溶液を20cm³加えたあと、さらに10cm³加えたとき。
エ 水酸化ナトリウム水溶液を30cm³加えたあと、さらに10cm³加えたとき。

(4)この実験で使ったうすい塩酸と同じ濃度のうすい塩酸100cm³を、完全に打ち消し中性にするには、この実験で使った同じ濃度の水酸化ナトリウム水溶液を何cm³加える必要があるか。

【解答・解説】塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の解答

(1)中和

酸とアルカリの水溶液を混ぜると、お互いの性質を打ち消し合う中和という反応が起こります。

(2)HCl+NaOH→NaCl+H₂O

塩酸のH⁺と水酸化ナトリウムのOH⁻が反応してH₂Oが生じます。また塩酸のCl⁻と水酸化ナトリウムのNa⁺が反応しNaClが生じます。

(3)ア、イ、ウ

中性になるまでは、塩酸中のH⁺と加えた水酸化ナトリウムのOH⁻が打ち消し合います。中性になると、、塩酸中にH⁺がない状態になるので、OH⁻はそのまま混合液中に残ります。

(4)60cm³

うすい塩酸50cm³と完全に打ち消し合う水酸化ナトリウム水溶液の体積は、実験から30cm³であるとわかります。うすい塩酸の量が2倍の100cm³になったので、これを完全に打ち消すための必要な水酸化ナトリウム水溶液も2倍必要になります。

中3理科
スポンサーリンク
シェアする
この記事を書いた人

Exameeでは、理科の記事を担当。中学基礎・基礎学習サイトPikuuの編集長も兼任。普段は、学習塾で理科、高校生物、高校物理、高校地学を担当。丁寧でわかりやすい授業が好評を博する。

北川真由をフォローする
理科をもっと学ぼう!
中学理科で習う単元のポイント、対策問題を一覧にしています。日々の勉強から定期テスト対策、実力テスト対策、受験対策まで対応しています。

コメント

テキストのコピーはできません。