【定期テスト対策問題】慣性の法則

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慣性の法則に関する問題演習を行います。身近な慣性の例を記述で書けるか確認しましょう。

ポイント 【中3理科】慣性の法則のポイント

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【対策問題】慣性の法則

下図のように、電車の中にいるAくんは、電車が発車するときと、電車が停車するときに自分のからだが傾くことに興味を持った。これについて、次の各問いに答えなさい。

慣性の法則

(1)電車が図の進行方向に急発進したとき、Aくんのからだはアとイのどちらに傾くか。記号で答えなさい。

(2)電車が急発進したとき、からだが(1)の向きに傾いたのは、物体がもつ性質によるものである。この性質を何というか。

(3)(2)の性質による起こる現象として正しいものを、次のア~エからすべて選び、記号で答えなさい。
ア 坂道を自転車で下るとき、ペダルをこがなくてもだんだん速くなる。
イ 紙の上に消しゴムを乗せ紙だけを勢いよく横に引くと、消しゴムはその場にとどまった。
ウ 車に乗っているとき、カーブを曲がるときからだが外側に傾いた。
エ 氷の上でスケートを履き押し合うと、両方に離れていく。

(4)次の分は、Aくんが電車の中で感じたことをまとめたものである。文中の①と②に適する語句を書きなさい。

電車が発車するときからだが傾くのは、電車は進行方向に進もうとするが、からだは( ① )を続けようとするからである。また、電車が停車するときにもからだが傾くのは、電車にはブレーキの摩擦力がはたらくが、からだは( ② )を続けようとするからである。

【解答・解説】慣性の法則

(1)

電車にはモーターの力がはたらき、進行方向にだんだん速くなっていきますが、電車に乗っているA君には力がはたらかないので、その場にとどまろうとします。

(2)慣性

物体に外から力がはたらかない場合や、力がつり合っている場合、静止している物体は静止をし続け、運動している物体は等速直線運動を続けようとします。この物体が持つ性質を慣性といいます。

(3)イ、ウ

イは、消しゴムがその場に静止し続けた結果で、ウは、車の進行方向に等速直線運動を続けようとした結果である。アは、力がはたらきだんだん速くなる運動説明しており不適。エは、作用・反作用の法則の具体例である。

(4)①静止 ②等速直線運動

慣性の法則とは、物体に外から力がはたらかない場合や、力がつり合っている場合、静止している物体は静止をし続け、運動している物体は等速直線運動を続けようとする法則です。

中3理科
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Exameeでは、理科の記事を担当。中学基礎・基礎学習サイトPikuuの編集長も兼任。普段は、学習塾で理科、高校生物、高校物理、高校地学を担当。丁寧でわかりやすい授業が好評を博する。

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