覚えておきたい「3つの○○化」のまとめです。その3つとは、グローバル化・情報化・少子高齢化です。公民では、最初のほうで習うところで、入試のときには、あやふやになってしまう受験生も少なくないので確実に覚えておきたいところです。それでは、中学公民の覚えておきたい「3つの○○化」のまとめをみていきましょう。
現代社会の特色
現在は、交通や通信技術の発達によって、世界の国々の政治・経済・文化の結びつきが強まっている世界の一般化をグローバル化といいます。通信技術の発達によって、世界中からさまざな情報を入手し。また自ら発信できるようになっている社会のことを情報化といいます。一方で、日本では、一人の女性が産む子どもの数が少なくなり、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が増えています。このことを少子高齢化といいます。
グローバル化
文化、経済、政治など人間の諸活動、コミュニケーションが、国や地域などの地理的境界、枠組みを越えて大規模に行なわれるようになり、地球規模で統合、一体化される趨勢。グローバリゼーション、地球規模化などともいう。
●世界が一体化すること。交通・通信技術の発達や国際的な取り決めの結果、人、商品、お金、情報などが国境を越えてさかんに移動するようになった。
●国内の国内産の商品と輸入品との間や、異なる国民からの輸入品通どうしで価格などをめぐる競争が進む。
情報化
情報の活用度が増し、情報の価値が高まること。また、情報技術の進歩によって社会が変容すること。
●インターネットの普及などで。大量で多様な情報を入手し、共有し、発信できるようになった。
●個々人のコンピュータリテラシーの差により生じる格差をいうデジタル・デバイドや伝統的な人間関係の変質、ITを使った犯罪など情報化に根ざす問題点も存在。
少子高齢化
出生率が低下する一方、平均寿命が伸びたことによって、人口全体に占める子供の割合が低下し、高齢者の割合が高まること。
●出生率が低下し平均寿命が延びることで子供の数が減り高齢者の割合が増えること。日本は、少子高齢化社会に突入している。
●労働人口が減少し社会保障の費用が増大するため、国民一人当たりの経済的負担が重くなる。
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