高校受験社会の地理で、世界の鉱産資源の産出国や、日本の鉱産資源の輸入先に関する出題があります。それぞれ、円グラフなど資料として与えられるので、特徴をつかんでおきましょう。
鉱産資源の産出国と日本の輸入先
日本は鉱産資源に乏しい国です。原油や石炭などのエネルギー資源、鉄鉱石などの鉱産資源のほとんどを外国から輸入しています。
次に紹介する鉱産資源の産出量と、日本の輸入先は入試でも頻出の内容となっていますので、必ず覚えるようにしましょう。
原油・石炭・鉄鉱石の産出国
原油の産出量 | 石炭の産出量 | 鉄鉱石の産出量 | |||
第1位 | ロシア | 第1位 | 中国 | 第1位 | オーストラリア |
第2位 | アメリカ | 第2位 | インド | 第2位 | ブラジル |
第3位 | サウジアラビア | 第3位 | アメリカ | 第3位 | 中国 |
第4位 | イラク | 第4位 | インドネシア | 第4位 | インド |
第5位 | カナダ | 第5位 | オーストラリア | 第5位 | ロシア |
原油の産出量の第1位は、ロシアになります。アメリカやサウジアラビアを抜いて、最近1位になりました。ロシア・アメリカ・サウジアラビア、この3か国が来れば原油の産出量です。
石炭の産出量は、人口が多い国の順番と同じになります。中国・インド・アメリカ・インドネシアと人口ランキングと一致します。
鉄鉱石は、オーストラリアが群を抜いています。オーストラリア・ブラジル・中国とくれば鉄鉱石。
日本の原油・石炭・鉄鉱石の輸入先
原油の輸入先 | 石炭の輸入先 | 鉄鉱石の輸入先 | |||
第1位 | サウジアラビア | 第1位 | オーストラリア | 第1位 | オーストラリア |
第2位 | アラブ首長国連邦 | 第2位 | インドネシア | 第2位 | ブラジル |
第3位 | カタール | 第3位 | ロシア | 第3位 | カナダ |
第4位 | クウェート | 第4位 | カナダ | 第4位 | ー |
第5位 | ロシア | 第5位 | ー | 第5位 | ー |
原油の輸入先は、中東の国ばかりです。これは見抜きやすいですね。
石炭と鉄鉱石の輸入先は、ともにオーストラリアが1位です。したがって、第2位を覚えておきましょう。石炭の輸入先第2位がインドネシア、鉄鉱石の輸入先の第2位がブラジルであることから見抜くことができますね。
金・銀・銅の産出国
銅の産出量 | 金の産出量 | 銀の産出量 | |||
第1位 | チリ | 第1位 | 中国 | 第1位 | メキシコ |
第2位 | ペルー | 第2位 | オーストラリア | 第2位 | ペルー |
第3位 | 中国 | 第3位 | ロシア | 第3位 | 中国 |
第4位 | コンゴ | 第4位 | アメリカ | 第4位 | ロシア |
第5位 | アメリカ | 第5位 | カナダ | 第5位 | ポーランド |
銅の産出量は、チリ・ペルーと特徴的な国がランクインしているのでわかりやすいですね。銀の産出量も、メキシコ・ペルーと分かりやすくなっています。
金の産出量は、どの国も大きな差がありませんので、実際に出題された場合は難しいでしょう。中国・オーストラリア・ロシアあたりが上位に来るのでそれで判断しましょう。
ボーキサイト・すず・天然ガスの産出量
ボーキサイトとはアルミニウムの材料です。すずは、鉄・鉛・銅などとまぜ合金をつくるときに利用されます。
ボーキサイトの産出量 | すずの産出量 | 天然ガスの産出量 | |||
第1位 | オーストラリア | 第1位 | 中国 | 第1位 | アメリカ |
第2位 | 中国 | 第2位 | インドネシア | 第2位 | ロシア |
第3位 | ギニア | 第3位 | ミャンマー | 第3位 | イラン |
第4位 | ブラジル | 第4位 | ペルー | 第4位 | カナダ |
第5位 | インド | 第5位 | ブラジル | 第5位 | カタール |
アルミニウムの原料であるボーキサイトの産出国でギニアがランクインしているのが特徴的です。すずの産出量は、東南アジアのインドネシア・ミャンマーで判断できます。
天然ガスは発電所や都市ガスとして使われています。天然ガスの産出量は、アメリカとロシアがトップであるということで判断できます。
以上。入試によく出る鉱産資源の産出国と日本の輸入先でした。頑張ってください。
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