中3理科|細胞のふえ方と成長|テスト対策問題です。中学3年生の理科で学ぶ「細胞のふえ方と成長」は、生物の基本的な仕組みを理解するうえで欠かせない重要な単元です。この単元では、細胞分裂の種類や過程、成長に伴う細胞の変化、さらには遺伝や生物の増殖との関連について学びます。これらの内容は、入試でもよく出題されるため、しっかりと押さえておきたいポイントです。
本記事では、「細胞のふえ方と成長」に関するテスト対策問題を厳選してご紹介します。基礎から応用まで、問題を解きながら理解を深め、確実に得点できる力を養いましょう!
【問題】細胞のふえ方と成長を完全マスター!テスト対策問題
【問題1】タマネギの細胞分裂の観察実験の問題
図1のようなタマネギのある部分を切り取って、下記の手順にそって処理を行い、タマネギの細胞分裂のようすを顕微鏡で観察した。図2は、観察した細胞の一部を表したものである。次の各問いに答えなさい。
【手順】
①切り取ったタマネギの一部を、60℃に温めたうすい塩酸にひたす。
②うすい塩酸にひたしたタマネギの一部を取り出し、水で洗う。
③スライドガラスの上に乗せ、柄つき針でほぐし染色液で赤色に染色する。
④カバーガラスをかぶせた後、ろ紙を乗せ、親指の腹で静かに押しつぶす。
⑤顕微鏡で観察する。

(1)この観察で、切り取って切片をつくった部分を、図1のA~Bの中から一つ選び、記号で答えよ。
(2)なぜ(1)で答えた部分を細胞分裂の観察に使うのか。簡単に説明せよ。
(3)観察の手順①で、60℃に温めたうすい塩酸にひたす理由を答えよ。
(4)観察の手順③で、核などを赤色に染める染色液の名称を答えよ。
(5)観察の手順④で、タマネギの一部を押しつぶす理由を答えよ。
(6)図2に見られるひものようなものを何というか。
(7)図2の細胞分裂のようすを、細胞分裂が進む順番に記号ア~オを並べよ。
(8)次の文の①、②にあてはまる語句を記入せよ。
【問題2】植物の有性生殖の問題
下の図は、植物の種子のできるようすを表した図である。また、下のa~eの記述は種子ができるまでにおこる過程を述べたものである。次の各問いに答えよ。

(1)図の花のように、BがAに包まれている植物を特に何というか。
(2)A~Gはそれぞれ何を表しているか。
(3)a~eを、種子ができる順番に並べなさい。
(4)花粉管が伸びるようすを観察するために、ある液体に花粉をのせると、花粉管が伸びるようすを観察することができます。次の液体のうち何を使えばよいか。
ア うすい塩酸 イ 蒸留水 ウ ショ糖水溶液 エ エタノール
(5)図の植物のように、dによって新しい個体ができる生物のふえ方を何生殖というか。
(6)E、Fのように生殖に関係する細胞を生殖細胞というが、生殖細胞ができるための特別な細胞分裂を何というか。
【問題3】カエルのなかまのふやし方<
下の図は、カエルのなかまのふやし方を表した図である。カエルのように、雄と雌でなかまをふやすことを有性生殖というが、その内容を簡単にまとめた図である。これについて、次の各問いに答えなさい。

(1)図中のAのように、カエルの雄は精巣で体細胞から精子を、雌は卵巣で卵をつくっている。体細胞から、生殖で使う特別な細胞である生殖細胞をつくる細胞分裂を特に何というか。
(2)図中のBは、受精によってつくられた受精卵が、細胞分裂を行い胚になっていく過程を示したものである。このときに行われる細胞分裂を特に何というか。
(3)カエルの生殖で、親が持つ染色体の本数をn本とすると、精子や卵が持つ染色体の本数は、nを使ってどのように表されるか。
(4)カエルの生殖で、親が持つ染色体の本数をn本とすると、できた胚が持つ染色体の本数は、nを使ってどのように表されるか。
【解答】細胞のふえ方と成長を完全マスター!テスト対策問題の解答
【問題1】タマネギの細胞分裂の観察実験の解答
(1)D
細胞分裂の観察には、細胞分裂が盛んに行われている根の先端を使います。
(2)細胞分裂が盛んに行われているから。
根の先端には、生長点(根端分裂組織)という細胞分裂が盛んに行われている部分があります。
(3)細胞の活動を止め、細胞1つ1つを離れやすくするため。
植物の細胞ですので、細胞壁でしっかりと接着されています。その接着を離す目的があります。
(4)酢酸カーミン液(酢酸オルセイン液)
核や染色体を赤色に染める染色液が、酢酸カーミン液(酢酸オルセイン液)です。
(5)細胞の重なりをなくすため。
押しつぶすことにより、タマネギの根が薄く広がり、細胞の重なりをなくすことができ、観察しやすくなります。
(6)染色体
核の中にある糸状・ひも状のものを染色体といいます。染色体には遺伝情報が入っています。
(7)ア→ウ→オ→イ→エ
核が消え、ひも状の染色体が見え始める→染色体が中央に並ぶ→染色体が両端に分かれる→両端に染色体が集まりそれぞれ核をつくりはじめる→細胞質がしきりやくびれによってわけられる
(8)①増える ②大きく
生物が成長するには、「細胞分裂で細胞の数が増え、増えた細胞が大きくなる」ことが必要です。
【問題2】植物の有性生殖の解答
(1)被子植物
胚珠Bが子房Aに包まれている植物を、被子植物といいます。
(2)A:子房 B:胚珠 C:種子 D:果実
E:卵細胞 F:精細胞 G:胚
(3)e→c→a→d→b
花粉がめしべの柱頭に付くと、花粉から花粉管が子房の中の胚珠に伸び、花粉管の中を精細胞が送られていきます。この精細胞と胚珠の中になる卵細胞の核が合体し受精します。受精が終わると、受精卵は細胞分裂繰り返し、胚になります。この胚が将来、葉や茎や根になるのです。
(4)ウ
柱頭と同じ状態にするためにショ糖水溶液(砂糖水)を使います。
(5)有性生殖
受精は有性生殖の一つの方法です。ヒトも有性生殖でなかまをふやしています。
(6)減数分裂
体をつくる体細胞から、精細胞や卵細胞、精子や卵のように生殖に関わる特別な細胞である生殖細胞をつくる、特別な細胞分裂を減数分裂といいます。
【問題3】カエルのなかまのふやし方
(1)減数分裂
からだをつくっている体細胞から、なかまをふやすときに使われる生殖細胞をつくる特別な細胞分裂を減数分裂といいいます。
(2)体細胞分裂
からだをつくっている体細胞から、同じ体細胞をつくる細胞分裂を体細胞分裂といいます。生殖細胞がつくられるときだけ、特別な細胞分裂である減数分裂が行われるので、その他の細胞分裂は体細胞分裂になります。受精卵が発生し胚になるときの細胞分裂も体細胞分裂になります。
(3)n/2 本
生殖細胞である、精子や卵の染色体は、体細胞の染色体の半分になっています。これは、生殖細胞が減数分裂でつくられるからです。減数分裂では染色体の数が半分になります。したがって、体細胞の染色体の数n本の半分になります。
(4)n本
生殖細胞の精子と卵の核が合体する受精の後、染色体は通常の体細胞と同じ数に戻ります。受精卵はこの後、体細胞分裂で発生し胚になるので、胚の染色体の数も体細胞と同じn本になります。
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