【中3理科記述問題】細胞分裂・生殖・遺伝・生物のつながりの記述問題です。
【記述問題】細胞分裂・生殖・遺伝・生物のつながりの記述問題
- タマネギの根を使って細胞分裂を観察するするとき、根の先端を使う理由を簡単に答えよ。
- タマネギの根の先端を切り取り、温めたうすい塩酸に入れる理由を簡単に答えよ。
- 細胞の観察をするとき、酢酸カーミン液や酢酸オルセイン液を使う理由を簡単に答えよ。
- スライドガラスにタマネギの根を置き、カバーガラスをかぶせ、ろ紙をしいて押しつぶす理由を簡単に答えよ。
- タマネギの根が伸びる仕組みを、「細胞分裂」「成長」という語を使って簡単に説明せよ。
- 体細胞から体細胞つくる体細胞分裂では、染色体の数は細胞分裂前後でどうなるか。
- 細胞分裂前後で、染色体の数が変化しないのは、細胞分裂前に何が行われているからか。
- 細胞分裂で、核分裂の後に細胞質が分裂するが、細胞質が分裂するとき植物細胞と動物細胞でどのような違いがあるか。
- 減数分裂が行われると、分裂前後で染色体の数はどのように変化するか。
- 減数分裂は、何細胞から何細胞をつくる細胞分裂か。
- 生殖とは何か。簡単に説明せよ。
- 有性生殖とはどのような生殖方法か。簡単に説明せよ。
- 無性生殖とはどのような生殖方法か。簡単に説明せよ。
- 有性生殖では、親と異なる形質を表す個体が生まれることがある。この理由を、「染色体」という語を使って簡単に説明せよ。
- 無性生殖では、親から生じた子は全てクローンになる。この理由を、「染色体」という語を使って簡単に説明せよ。
- 受精とは何か。「生殖細胞」という語を使って説明せよ。
- 卵や卵細胞が受精すると、発生が起こるが。発生とはどのような現象か。
- 花粉管の観察を行うときに、花粉を水を入れ割りばしをしいたペトリ皿に入れフタをしておく理由を簡単に説明せよ。
- 有性生殖のメリットとデメリットを、それぞれ簡単に説明せよ。
- 無性生殖のメリットとデメリットを、それぞれ簡単に説明せよ。
- 形質とは何か。簡単に説明せよ。
- 遺伝とは何か。「形質」という語を使って説明せよ。
- 遺伝子とは何か。「形質」という語を使って説明せよ。
- DNAとは何か。「遺伝子」という語を使って説明せよ。
- 純系とはどのような個体か。「代を重ねても〜」の書き出しで簡単に説明せよ。
- 分離の法則とは、どのような法則か。
- 顕性形質とはどのような形質か。
- 潜性形質とはどのような形質か。
- 自家受粉とはどのような受粉方法か。
- 他家受粉とはどのような受粉方法か。
【解答】細胞分裂・生殖・遺伝・生物のつながりの記述問題解答
- 成長点があり、細胞分裂が盛んだから。
「細胞分裂が盛んに行われている」ことを必ず書くこと。 - 細胞の活動を止め、細胞一つ一つを離れやすくるため。
細胞を固定し、解離しやすくします。 - 核や染色体を赤色に染色するため。
染色液で赤色にしないと、半透明の核は観察できません。 - 細胞の重なりを無くし、観察しやすくするため。
「細胞の重なりをなくす」ことを必ず書くこと。 - 細胞分裂で細胞の数が増え、増えた細胞が元の大きさまで成長する。
「細胞分裂で細胞の数が増える」→「細胞が元の大きさまで大きくなる」の2つの過程を経て生物は成長します。 - 染色体の数は変化しない。
体細胞から体細胞をつくる体細胞分裂では、1つの細胞の核に含まれる染色体の数は細胞分裂の前後で変化しません。 - 細胞分裂前に染色体が複製され、2倍の量になるから。
体細胞分裂で1つの細胞の核の中の染色体の数が変化しないのは、細胞分裂直前に染色体が複製され、2倍量になるからです。 - 植物細胞では、しきり(細胞板)ができて細胞質が分かれるが、動物細胞では、くびれが生じて細胞質が分けられる。
まず核が分裂し、その後に細胞質がしきりやくびれによって分けられます。 - 染色体の数が半減する。
生殖細胞をつくる特別な細胞分裂である減数分裂では、染色体の数が半分になります。 - 体細胞から生殖細胞がつくられる。
減数分裂は、精子や卵のような生殖細胞をつくるための特別な細胞分裂です。 - 生物が自分と同じ種類のなかまをふやすこと。
自分と同じ種のなかまが増えることが生殖です。 - オスとメスでなかまをふやすこと。
オス・メスで生殖することを有性生殖といい、受精という方法があります。 - オスとメスに関係なくなかまをふやすこと。
無性生殖ではオス・メスの区別がありません。 - 両親からそれぞれ半分ずつ染色体を受け継ぎ、親と異なる染色体の組み合わせを持つから。
有性生殖では、両親から半分ずつ染色体を受けつぐので、多様性が生まれ、環境の変化に対応しやすくなるというメリットがあります。 - 親と全く同じ染色体を持つから。
無性生殖でできた子は、親のクローンになります。 - 親の生殖細胞どうしの核が合体すること。
「生殖細胞どうしの核が合体する」ということを書くこと。 - 受精卵が細胞分裂を繰り返し、子の体をつくっていく現象。
発生は体細胞分裂ですが、分裂後に細胞が大きくならないという特徴もあります。 - 花粉が乾燥するのを防ぐため。
花粉は乾燥に弱、乾燥すると花粉管がのびません。 - メリットは、親と異なる染色体の組み合わせになるので、環境の変化に対応しやすい。デメリットは、数をふやすのに都合が悪い。
「環境の変化」、「数の増え方」の両方に触れること。 - メリットは、数をふやすのに都合が良い。デメリットは、親と全く同じ染色体の組み合わせになるので、環境の変化に対応しにくい。
「環境の変化」、「数の増え方」の両方に触れること。 - 生物が持つ形や性質。
男性や女性、天然パーマやストレートなども形質です。 - 親の形質が子に伝わること。
形質が伝わる現象を遺伝といいます。 - 親の形質を子に伝えるもの。(形質を表す元となるもの。)
染色体には遺伝子が存在し、それが子に伝わることで形質が遺伝します。 - 遺伝子の本体。
形質を子に伝える遺伝子は、デオキシリボ核酸(DNA)という物質でできています。 - 代を重ねても、親と全く同じ形質を表す個体。
純系の他に「系統」や「品種」とも呼ばれます。 - 対になっている遺伝子が別れて、それぞれ別の生殖細胞に入ること。
分離の法則はメンデルによって発見された遺伝の法則です。 - 子に現れやすい形質。
優れている形質という意味ではありません。 - 子に現れにくい形質。
劣っている形質という意味ではありません。 - 自分の花の中や、同じ株の花どうしで受粉すること。
例えば、Aaの遺伝子を持つ個体とAaの遺伝子を持つ個体が受粉するなどです。 - 他の株でできた花粉が受粉すること。
遺伝子の組合せが異なる個体どうしの受粉とも言えます。
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