中学歴史の大正時代のポイント・流れについてまとめています。大正時代についての事柄も、非常に高い確率で、毎年出題される時代となりますので、全体の流れを通して、学習する必要があります。それでは、中学歴史の大正時代のポイント・流れ「入試に出る最も大事な3つのこと」をみていきましょう。
大正時代のポイント・流れ
大きな流れとして、「第一次世界大戦のころ」→「大戦後の世界」→「大正デモクラシー」をつかんでおきましょう。
大正デモクラシー
- 護憲運動(第一次護憲運動が1912年に起こった。憲法にもとづいて政治を守ろうとする運動)
↓ - 普通選挙法の制定
護憲運動
尾崎幸雄、犬養毅らは、「閥族打破・憲政擁護」をスローガンに第一次護憲運動を展開。第一次世界大戦直前には、シーメンス事件の発覚により、世論の批判を受けて、第一次山本権兵衛内閣が総辞職。また、軍拡予算に対して、負担の軽減を求める廃税運動も展開されていました。貿易収支の大幅な赤字も続き、国際収支は危機的な状況でありました。
大正時代の社会運動
運動 | 労働争議 | 小作争議 | 女性運動 | 部落解放運動 |
---|---|---|---|---|
年号 | 1900年初頭から | 1920年前後から | 1920年 | 1922年 |
内容 | ストライキ | 条件改善 | 平塚雷鳥が新婦人協会を結成 | 全国水平社 |
備考 | 労働者が雇い主に労働者の意見を認めさせるため | 小作人が地主に小作料の引き下げを求める | 女性の政治活動の自由、高等教育の拡充などを求める | 部落差別からの解放を目指す。 |
大正時代の文化
大正時代には、都市ではガス、水道、電気、電灯が普及するなど大衆の生活の水準が劇的に上がっていきます。それに伴い、義務教育も、ほぼ完全にいきわたり、女性の進学者も増えていきました。ラジオ放送も始まることや多くの文学が生み出されるなど、国民全体の教育・教養レベルも向上にも寄与。
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