中学2年理科。今日は「化学式」について学習します。高校入試で覚えておかなければならない化学式を一挙にご紹介します。
化学式とは
化学式とは、物質を原子の記号と数字を使って書き表したものです。ここから理科の学習をするにあたって絶対に必要となるものですので、登場した化学式を一つ一つしっかりと覚えていくことが重要です。化学式は次のように書きます。
水を化学式にすると
水の化学式は、私たちの生活でもよく登場します。そうです水の化学式は「H₂O」になります。何でH₂Oと書くのかというと、その原子がその数で結びついてできているからです。
- 水H₂O
H(水素原子)2個とO(酸素原子)1個がくっついてできている
塩化ナトリウムを化学式にすると
塩化ナトリウムなどの物質は分子をつくらない物質でした。分子をつくらない物質の場合は、その物質を構成している原子の数の割合を使って化学式を書きます。
- 塩化ナトリウムNaCl
Na(ナトリウム原子)とCl(塩素原子)が1:1でくっついてできている
まずは原子の記号を覚える
化学式の書き方がわかったところで、原子の記号(元素記号)がわからなければ化学式は書けません。最低限次の原子の記号は覚えておきましょう。
- 水素原子…H
- 酸素原子…O
- 窒素原子…N
- 炭素原子…C
- 硫黄原子…S
- 塩素原子…Cl
- カルシウム原子…Ca
- ナトリウム原子…Na
- マグネシウム原子…Mg
- 鉄原子…Fe
- 銅原子…Cu
- 銀原子…Ag
- 亜鉛原子…Zn
- アルミニウム原子…Al
- バリウム原子…Ba
次に化学式を覚える
原子の記号を覚えたら、次は化学式を覚えましょう。一気に覚えるのが大変でしたら、化学変化で登場するたびに一つ一つ覚えていきましょう。受験生はすべての化学式を覚えているか、もう一度確認しておきましょう。
分子をつくっている物質
分子を作る物質は、基本的に常温で気体や液体のものが多いのが特徴です。
- 水素…H₂
- 酸素…O₂
- 窒素…N₂
- 塩素…Cl₂
- 水…H₂O
- 二酸化炭素…CO₂
- アンモニア…NH₃
- 塩化水素…HCl
- 硫酸…H₂SO₄
- メタン…CH₄
- エタノール…C₂H₅OH
- 硫化水素…H₂S
分子をつくらない物質
分子を作らない物質は基本的に、常温で固体のものが多いです。
- カルシウム…Ca
- ナトリウム…Na
- マグネシウム…Mg
- 鉄…Fe
- 銅…Cu
- 銀…Ag
- 亜鉛…Zn
- アルミニウム…Al
- バリウム…Ba
- 酸化銅…CuO
- 酸化マグネシウム…MgO
- 酸化銀…Ag₂O
- 硫化鉄…FeS
- 水酸化ナトリウム…NaOH
- 塩化ナトリウム…NaCl
- 炭酸水素ナトリウム…NaHCO₃
- 炭酸ナトリウム…Na₂CO₃
- 塩化銅…CuCl₂
- 硫酸バリウム…BaSO₄
- 水酸化バリウム…Ba(OH)₂
高校入試に登場する原子の記号や化学式は以上です。もう一度言いますが、一気に覚える必要はありません。その物質が登場するたびに化学式もあわせて覚えていくといいでしょう。
コメント
すごく分かりやすく勉強になります