【定期テスト対策問題】目と耳のつくりです。
【問題】感覚器官の問題
外界からの刺激を受けとる器官を感覚器官という。下の図は、ヒトの2つの感覚器官を模式的に表したものである。これについて、次の各問いに答えなさい。
(1)図は目と耳のつくりを表したものであるが、目と耳は何を刺激として受け取っているか、それぞれ答えよ。
(2)目のつくりで、ひとみの大きさを調節し、目に入る光の量を調節している部分はA~Dのどこか、記号で答えなさい。また、そのつくりの名称も答えなさい。
(3)次の文は、目のはたらきについてまとめたものである。文中の{ }から、適するものを選び、記号で答えなさい。
(4)耳のつくりで、最初に空気の振動をとらえる部分はE~Gのどれか、記号で答えなさい。また、そのつくりの名称を答えなさい。
(5)耳のつくりで図中のEは耳小骨というつくりである。この耳小骨のはたらきを簡潔に答えなさい。
(6)目と耳のつくりで、刺激を受けとる感覚細胞があるつくりはどこか。A~Gの中からそれぞれ一つずつえらびなさい。
(7)目や耳などの感覚器官で受け取った刺激は、このあとどこに伝えられ意識されるか。
【解答・解説】感覚器官の解答
(1)目:光 耳:音
感覚器官は、外界からの刺激を受けとる器官です。目は光の刺激を、耳は音の刺激を受けとっていま。その他にも、舌は味を、鼻はにおいを、皮膚は圧力や温度などを受けとります。
(2)記号:B 名称:虹彩(こうさい)
目に入る光の量を調節するのは虹彩というつくりです。暗い部屋に入ると虹彩が広がり、ひとみが大きくなり目に入る光の量が増加します。逆に明るい場所に行くと虹彩がしぼられ、ひとみが小さくなり目に入る光の量が減少します。
(3)①:ア ②:ア
目のつくりで、レンズ(水晶体)は、光を屈折させ網膜上に像を結ぶつくりです。遠くのものは小さく見えるのでレンズはうすくなり、光をあまり屈折させないようにします。近くのものは大きく見えるのでレンズは厚くなり、光を大きく屈折させて網膜上に像を結びます。
(4)記号:G 名称:鼓膜
音は空気を振動させながら伝わっていきます。この振動をとらえるつくりが鼓膜です。
(5)鼓膜で受け取った振動を増幅させてうずまき管に伝える。
鼓膜で受け取った振動は、耳小骨によって振動が増幅させられ、うずまき管内のリンパ液に伝わります。このリンパ液の振動で音が聞こえるのです。
(6)目:D 耳:F
刺激を受けとる細胞を感覚細胞といいます。目の場合、網膜上に感覚細胞があり、耳の場合、うずまき管内に感覚細胞があります。
(7)脳
感覚器官で受け取った刺激は、感覚神経によって中枢神経に伝えられます。そして脳に伝わると意識することができます。
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