【中学地理】日本の貿易輸出・輸入品目の変化

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中学地理「日本の貿易輸出・輸入品目の変化の歴史(流れ)」の比較と違い一覧です。入試でも、グラフを使ってよく出題されるところです。これ機にしっかり、覚えていきましょう。それでは、中学地理「日本の貿易輸出・輸入品目の変化の歴史(流れ)」の比較と違い一覧です。

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日本の貿易輸出・輸入品目

典型的な加工貿易の形態が変化しつつある。原材料に加え、1980年代以降、アジア諸国・アメリカからの機械類の輸入が増加。輸出品は付加価値の高い機械類が中心。原材料・燃料を輸入に依存。加工貿易で発展。石油危機後、素材型産業が停滞し、エレクトロニクス産業が増加。

工業原料を輸入して工業製品を輸出する加工貿易が中心だったが、輸入に占める工業原料の割合が減少し、工業製品の輸出と輸入がともに多い貿易に変化している。

日本の輸出品

せんい品の輸出量が多かったが、高度経済成長期を経て機械や自動車などの工業製品にシフトしている。

年号 額(億円) 1位 2位 3位
1960 14596 せんい品 機械類 鉄鋼
1980 29383 機械類 自動車 鉄鋼
2010 673996 機械類 自動車 鉄鋼

日本の輸入品

繊維原料や石油などの工業原料が輸入のほとんどを占めていたが、近年では機械類の輸入の方が多くなっている。

年号 額(億円) 1位 2位 3位
1960 16168 せんい原料 石油 機械類
1980 319953 石油 液化ガス 木材
2010 607650 機械類 石油 液化ガス

日本の貿易まとめ

日本の貿易は、加工貿易に依存していたが、現在は製品輸入が増加。

  • 貿易相手…輸出入とも中国が1位。ついでアメリカ合衆国。
  • 主な貿易港…成田国際空港・東京港・名古屋港・横浜港など。
  • 問題点…貿易摩擦。工場の海外移転による産業の空洞化。

貿易の形態

  • 自由貿易…国家の干渉がなく、自由に行われる貿易のこと。
  • 保護貿易…輸入品に高い関税を課すなどして、自国の産業の保護・育成を図る。

日本の貿易 練習問題

  1. 現在の日本の最大の貿易相手国は、どこか。
  2. 現在の日本の最大の輸出品は、なにか。
  3. 現在の日本の最大の輸入品は、なにか。
  4. 原料を輸入して、それをもとに機械などの製品を組み立て、それを輸出する貿易形態を何というか。

解答

  1. 中国
  2. 機械類
  3. 機械類
  4. 加工貿易
中学地理
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この記事を書いた人
君島琴美

Examee編集長。このサイトでは、理科以外の教科を担当。基礎学習サイトPikuuのライターも務める。普段の学習塾では、数学、面接、総合型選抜対策の講座を受け持つ。エグゼクティブ講師として、数々の難関高校、難関大学への合格者を輩出している。

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