中3理科「生物濃縮」化学物質や金属が蓄積する仕組み

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生物と環境で生物濃縮という現象を学習します。生物にとって有害な化学物質や金属が、食物連鎖を経て生物の体な中で濃縮されていく現象です。その仕組みを学習します。

生物濃縮とは

生物濃縮(せいぶつのうしゅく)とは、自然のはたらきでは分解できない化学物質や金属などが、生物の体の中に蓄積し、生態系での食物連鎖を経て濃縮されていく現象をいいます。食物連鎖で上位に位置する消費者ほど高い濃度で蓄積され、生物の体に大きな影響を与えます。

生物濃縮

工場の排液などに含まれる水銀カドミウム、農薬として使用されてきたDDT、コンデンサーの絶縁体に使用されてきたPCBダイオキシンなどが原因となる物質です。生物濃縮による環境被害は、レイチェル・カーソンの著書『沈黙の春』で論じられ、よく知られるようになりました。

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生物濃縮の仕組み

詳しく生物濃縮の仕組みを見ていくと、次のような連鎖で生物の体の中に有害な化学物質や金属が蓄積されていきます。

  1. 工場や鉱山などから有害な化学物質、金属が排出される。
    →自然界では分解されない
  2. 物・動物プランクトンの体内に蓄積する。
    →プランクトンの体内でも分解されない
  3. 小魚が有害な物質を蓄積したプランクトンを食べる。
    →有害物質が濃縮される
  4. 大型の魚が有害な物質を蓄積した小魚を食べる。
    →食物連鎖の上位の生物ほど有害物質が濃縮される
  5. 汚染された魚を人間が食べ、健康に害を及ぼす。

排出された有害な物質が少なかったとしても、食物連鎖を通じて濃縮されるのが恐ろしいですね。

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