【中1数学】有効数字・近似値と誤差の要点・練習問題

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中1数学の「有効数字・近似値と誤差」についてまとめています。最近の入試でも、よく出題されるようになった単元の1つです。苦手意識をもっている人も多いところですので、しっかり理解していきましょう。それでは、中1数学の「有効数字・近似値と誤差」です。

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有効数字

測定などによって得られた数のうち。意味のある数字を有効数字といいます。その数字の個数を有効数字のけた数といいます。有効数字をはっきりさせるために、整数部分が1けたの小数と、10の何乗かの積であらわします。

有効数字 例題

ある数、23014gを、次のけた数の有効数字で表しなさい。

  1. 2けた
  2. 3けた
  3. 4けた

有効数字 解説・解答

  1. 有効数字が2けたなので、上のけたから3番目の数字0を四捨五入して、2.3×104gと表します。
  2. 有効数字が3けたなので、上のけたから4番目の数字1を四捨五入して、2.30×104gと表します。(0を書き忘れないように注意!)
  3. 有効数字が4けたなので、上のけたから5番目の数字4を四捨五入して、2.301×104gと表します。
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有効数字 練習問題

次の問いに答えなさい。

  1. 12345mを有効数字3けたで表しなさい。
  2. 7200kgを有効数字3けたで表しなさい。
  3. 4999kmを有効数字3けたで表しなさい。

有効数字 解答

  1. 1.23×104
  2. 7.20×103kg
  3. 5.00×103km
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近似値と誤差

  • 近似値…長さと重さなどを測定して得られた値や四捨五入して得られた概数などのような、真の値に近い値を近似値といいます。
  • 誤差…近似値から真の値をひいた差を誤差といいます。(誤差=近似値-真の値)

近似値と誤差 例題

ある値を四捨五入して得られた近似値が312kgであるとき、真の値をakgとして、aの範囲を不等号を使って表しなさい。また、誤差の絶対値は何kg以下になるか求めなさい。

近似値と誤差 解説・解答

312kgは、小数第1位を四捨五入して得られた近似値と考えられるので、aは小数第1位を四捨五入すると312になる数になります。したがって、aの範囲は311.5≦a<312.5であり、誤差の絶対値は最大で0.5kgになります。

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近似値と誤差 練習問題

  1. 10m未満を四捨五入して220mを得た。真の値をamとして、aの値の範囲を不等号を使って表せ。
  2. 小数第1位を四捨五入して31kmを得た。真の値をakmとして、aの値の範囲を不等号を使って表せ。
  3. 小数第2位を四捨五入して3.1kmを得た。真の値をakmとして、aの値の範囲を不等号を使って表せ。

近似値と誤差 解答

  1. 215≦a<225
  2. 30.5≦a<31.5
  3. 3.05≦a<3.15
中学数学
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この記事を書いた人
君島琴美

Examee編集長。このサイトでは、理科以外の教科を担当。基礎学習サイトPikuuのライターも務める。普段の学習塾では、数学、面接、総合型選抜対策の講座を受け持つ。エグゼクティブ講師として、数々の難関高校、難関大学への合格者を輩出している。

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