【高校入試作文対策】原稿用紙の使い方

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高校入試小論文・作文「原稿用紙の使い方」まとめています。高校入試の作文では、内容だけでなく、原稿用紙の正しい使い方も重要なポイントです。書き方のルールを守らないと減点対象になることもあるため、しっかりと確認しておきましょう。本記事では、原稿用紙の基本ルール(段落の始め方、句読点の位置、改行の仕方など)をわかりやすく解説します。正しい使い方を身につけて、自信を持って作文に取り組みましょう!

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原稿用紙の使い方

  1. 書き出しと段落の初めは必ずひとマスあける
  2. 原則としてひとマスに一字を書く。句読点や記号もひとマスに1つ角。
  3. 必ず楷書(教科書の書体を参考)で書く。くずし字や略字を書いてはいけません。
  4. 漢字を多く使う必要はありませんが、基本的な語句(中学生で履修内容となっている語句)は漢字で書きましょう。
  5. 忘れてしまった感じは、別の言い方で言い換えましょう。脱字は絶対にしてはいけません。
  6. 数字は縦書きのときは、漢数字を使うのが原則です。横書きの場合も熟語などは漢数字を用いるのが、数量を表すときは算用数字でいいです。
  7. 横書きの場合、数字とアルファベットはひとマスに二字入れるのが普通です。

字はていねいに

字はできるだけきれいに。字が汚くて不合格にされるというようなことはありませんが、字がきれいな文章と汚い文章とでは印象がまるで違います。ていねいな字にこしたことはない。

マスの使い方

行の最初に句読点や閉じカッコをつけない。これらが行の最初にくるときは、前の行の最後のマス目(マスの中)に加える。この規則を知らない人が多いので特に注意。

消しゴムでしっかり消す

誤字・脱字を正すとき、消しゴムで消して書き直すのが原則。しかし、時間がないときや、訂正しなければ意味が通じないときだけ二重線で消したり、印を入れたりして、横に書き改めるなどして訂正しましょう。

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原稿用紙のマス目の使い方

マス目の埋め方には明確な基準があるわけですが、一般的に、まとめる字数、記述する字数によって、使いわけを行うことが望ましいです。

  1. 制限字数が150字以内のとき
  2. 制限字数が151字から300字以内のとき
  3. 300字を超える場合

制限字数が150字以内のとき

150字以内で書かれたものは、ひとまとまりの「文章」とはみなされません。だから、マス目があっても、それは字数を数えるためのものであって、「原稿用紙」ではないということになります。この場合の制限字数が15O字以内のときは、「原稿用紙の使い方」を守る必要はないということなります。つまり、ひとマスあけないで書き始めて、行の冒頭に句読点をつけてもよいということになります。また、この字数の場合には段落がえは行ってはいけません。

制限字数が151字から300字以内のとき

志望校の過去問の模範解答なろを例にしながら判断して法が得策です。つまり、学校によって判断が分かれるということです。また、この字数の場合、「段落がえをしないで、ひとマス目から書きなさい」「原稿用紙の書き方を守りなさい」というような注意書きが問題文中にあることも多いので、そのときはそれを守って書きましょう。

注意書きがない場合、どちらの書き方でも減点はされないと思われます。しかし、学校によっては原稿用紙の書き方を守らせようとしているところもあるので、念のために、原稿用紙の書き方を守るとよいでしょう。

300字を超える場合

300字を超えて書く場合は、指示がなければ「文章」とみなし、「原稿用紙の書き方」を守る。小論文を書くとき、原稿用紙のようなマス目を示される。マス目を埋めるとき、原稿用紙の書き方を守るのか、ひとマスあけないで書き始めるのか、迷うかもしれない。自分の志望する学校の過去問を見て、どのタイプなのかを確かめておくとよいだろう。

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今回のまとめ

項目 内容
基本ルール 書き出し・段落の初めは必ず1マスあける。ひとマスに1字(句読点や記号も1つ)。字は楷書で丁寧に書く。
漢字の使用 必要以上に多用する必要はないが、中学生で習う漢字は使う。忘れた場合は言い換えを検討。
数字の表記 縦書き:漢数字を原則。横書き:数量表記は算用数字、熟語は漢数字。
マスの使い方 行の最初に句読点・閉じカッコを置かない(前の行の最後のマスに入れる)。
誤字・訂正 消しゴムで消すのが原則。時間がない場合のみ二重線や印で訂正可。
字数制限とルール 150字以内:原稿用紙のルール適用なし(1マスあけ不要、句読点の位置自由、段落なし)。
151〜300字:学校の方針による。指示がなければ原稿用紙のルールを守るのが無難。
300字以上:基本的に原稿用紙の書き方を厳守する。
対策 志望校の過去問を確認し、学校の方針に合わせた書き方を練習する。
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