中1理科で学ぶしゅう曲と断層は、どちらも地層の変化を表す言葉ですが、違いが分からず混乱しやすい単元です。
「曲がっているのがしゅう曲?ずれているのが断層?」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、しゅう曲と断層の違いを“ひと目で分かる”ように、
・それぞれのでき方
・地層の変化のしかた
・テストでの見分け方のコツ
を中1でも理解できる簡単な言葉で解説します。
ポイントを押さえれば、図や写真の問題も迷わず答えられるようになります。テスト前の確認にぜひ活用してください。
地層に力がはたらくと
地層に力がはたらくと、しゅう曲という地層が曲がる現象や、断層という地層がずれる現象が起こります。地層の両側から押される力、地層が両方に引っ張られる力など、地層にはたらく力に注目してみていきましょう。
しゅう曲
しゅう曲とは、地層の両側から押されるような力がはたらいたときに、地層がぐにゃりと曲がる現象です。

大きなしゅう曲が起こっている場所では、地層の逆転が起こっていることもあります。地層の逆転とは、しゅう曲などで、古い地層が新しい地層の上に来てしまうことです。
また、しゅう曲により、土地が盛り上がることを隆起、反対に、土地が下がる現象を沈降といいます。
断層
断層とは、地層に力がはたらくことで、地層が切れてずれる現象です。断層ができるときに地面が大きく揺れる地震が発生することが多いです。

断層の中でも、過去に何度もずれて大きな地震を引き起こしてる断層を活断層といいます。活断層は、日本各地の地面の下に隠れており、いつどこで地震が発生してもおかしくありません。
断層は、地層のずれ方で3つのタイプに分類することができます。それぞれの断層ができるときに、地層にどのような力がはたらいたのかをしっかりと見ておきましょう。
正断層
断層の中でも、地層の両側から引っ張られるような力がはたらき、地層が切れてずれる断層を正断層といいます。重力の向きに地層がズルっとずれているので正断層といいます。

逆断層
断層の中で、地層の両側から押される力がはたらき、地層が切れてずれる断層を逆断層といいます。重力に逆らって地層がズルっと這い上がるようにずれるので逆断層といいます。

横ずれ断層
断層の中で、地層に横から力がはたらき、横にずれる断層を横ずれ断層といいます。

❷断層…地層に力がはたらき地層がずれる現象。正断層と逆断層、横ずれ断層がある。
地層が見える場所「露頭」
このようにして地層が作られますが、すべて水の中や地面の下で起こる現象です。ではなぜ、我々が地表で見ることができるのでしょうか。
それは、土地が隆起して山になったり、その山が崩れたりするからです。また、道路工事などで山が削られたりすることで人目にさらされるようになるのです。
このように地層が見える場所を露頭といいます。
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