【中1理科】気体の集め方のポイント

スポンサーリンク

発生した気体の集め方について学習します。発生した気体の性質を利用して、適切に気体を集めることができるようになりましょう。

スポンサーリンク

気体の集め方

発生した気体の性質により集め方が異なります。次の2点を考えて集め方を変えましょう。

  1. 水に溶けやすい気体か?溶けにくい気体か?
  2. 空気より重い気体か?軽い気体か?

水に溶けにくい気体の場合は、すべて水上置換法で集めることになります。周りを水で覆われているので、発生した気体を確認でき、純粋な気体を集めることができるからです。

水に溶けやすい気体の場合は、空気中で集めます。このとき、空気より重い(空気よりも密度が大きい)場合は下方置換法で、空気よりも軽い(空気よりも密度が小さい)場合は上方置換法で集めます。

気体の集め方

水上置換法

水上置換法は、水に溶けにくい気体を集める方法です。

水中で気体を集めるので、発生した気体を目で確認でき、純粋な気体を集めることができます。お風呂の中でおならをしたときと同じ状態です。純粋なおならは強烈ですよね。

●水上置換法で集める気体たち

  • 酸素
  • 水素
  • 窒素
  • 一酸化炭素
  • 二酸化炭素(下方置換法でもよい)
  • 一酸化窒素

下方置換法

下方置換法で集める気体は、水に溶けやすく空気よりも重い(密度が大きい)という性質があります。

下方置換法で気体を集める場合、うまく集気びんに気体が入るように、ガラス管を奥まで入れることがポイントです。

●下方置換法で集める気体たち

  • 塩素
  • 塩化水素
  • 二酸化炭素(水上置換法でもよい)

上方置換法

上方置換法で集める気体は、水に溶けやすく空気よりも軽い(密度が小さい)という性質があります。

上方置換法で気体を集める際も、うまく集気びんに気体が入るように、ガラス管を奥まで差し込んで気体を集めることがポイントです。

●上方置換法で集める気体

上方置換法で集める気体はアンモニアのみです。上方置換法=アンモニアと覚えておきましょう。

水素も空気よりも軽いのですが、水素は空気中で爆発する気体ですので、安全上水中で集めるようにします。

気体の発生のポイントのまとめ

水上置換法・上方置換法・下方置換法、それぞれどのような気体を集めることができるのか記述で答えられるようになっておきましょう。

気体の集め方ポイント!❶水上置換法…水に溶けにくい気体を集める。
❷上方置換法…水に溶けやすく、空気より軽い気体を集める。
❸下方置換法…水に溶けやすく、空気より重い気体を集める。

それでは次は問題演習です。

問題演習 【定期テスト対策問題】気体の集め方

中1理科
スポンサーリンク
シェアする
この記事を書いた人

Exameeでは、理科の記事を担当。中学基礎・基礎学習サイトPikuuの編集長も兼任。普段は、学習塾で理科、高校生物、高校物理、高校地学を担当。丁寧でわかりやすい授業が好評を博する。

北川真由をフォローする
理科をもっと学ぼう!
中学理科で習う単元のポイント、対策問題を一覧にしています。日々の勉強から定期テスト対策、実力テスト対策、受験対策まで対応しています。

コメント

テキストのコピーはできません。