【定期テスト対策問題】地層のでき方

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地層のでき方、風化・侵食・堆積について演習問題を行います。よく出題されるパターンがありますので頑張って習得しましょう。

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地層のでき方の確認問題

  1. 温度の変化や水の状態変化などにより、岩石などの表面がぼろぼろに崩れていく現象を何というか。
  2. 流水のはたらきなどで、岩石が削られる現象を何というか。
  3. 流水の3つの作用を答えなさい。
  4. 崖など、地層が現れているところを何というか。
  5. 水の中で地層ができ、それが押し固まると何という岩石ができるか。
  6. 粒の直径が0.06mm以下の堆積物を何というか。
  7. 海の海岸近くの浅い場所に堆積するのは、れき、砂、泥のうちどれか。
  8. 地層は上に積もっているものと、下に積もっているもののどちらが古いか。
  9. 集気びんに土砂と水を入れ、振った後しばらく放置しておくと、れきの層が一番下にできた。その理由を粒の大きさに注目して簡潔に答えよ。
  10. 下から上に泥、砂、れきの地層が堆積している場所の海の深さは、次第にどうな多ことが推測できるか。ただし、地層にしゅう曲などはなく、地層の逆転は起きていないものとする。

解答

  1. 風化
  2. 侵食
  3. 侵食作用、運搬作用、堆積作用
  4. 露頭
  5. 堆積岩
  6. れき
  7. 下に積もっているもの
  8. 粒が大きく重いから。
  9. 海の深さは次第に浅くなっていった。

【練習問題❶】風化と侵食

問題下の図は、大地を流れる川と、その川が流れ込む海を模式的に表したものである。これについて、次の各問いに答えなさい。

風化と侵食

(1)上の図で、山地を流れる川の水は流れが速く、大地をけずるはたらきが大きくなっている。この大地を削るはたらきを何というか。また、山地で形成されやすい地形として適するものを、次のア~エの中から一つ選び、記号で答えよ。
ア 三角州  イ 扇状地  ウ V字谷  エ 三日月湖

(2)山地を流れる川は、その後、平地に流れ出るが、ここで一気に流れが緩やかになる。山地と平野の境界付近にできる地形として適するものを、次のア~エの中から一つ選び、記号で答えよ。
ア 三角州  イ 扇状地  ウ V字谷  エ 三日月湖

(3)流れる水には3つのはたらきがあるが、このうち河口付近で大きくなるはたらきは何か。

(4)山地付近の山にあるがけを観察したところ、地層のようすが観察できた。このがけのように、地層が地表に出ているところを何というか。

(5)がけにある岩石を観察したところ、表面がぼろぼろになって崩れていた。岩石などが、温度変化や水の状態変化などのはたらきで、表面からぼろぼろとくずれていく現象を何というか。

【解答・解説❶】風化と侵食

(1)はたらき:侵食  地形:

流水などが大地を削るはたらきを「侵食」といいます。侵食のはたらきは、水の流れが速いところで大きくなります。山地などの上流では、水の流れが速く、侵食のはたらきが大きくなります。山が深く削られ、両岸が切り立った「V字谷」という地形ができます。

(2)

山地が削られて運ばれてきた土砂が、平野に流れ出るところで堆積し、扇を広げたような形をした地形ができます。この地形を「扇状地」といいます。扇状地には砂などが多く堆積しており、水はけがよい地形になっています。なので、果樹園などによく利用されています。

(3)堆積

河口付近では水の流れが緩やかになるので、「堆積」のはたらきが大きくなります。河口付近には運ばれてきた土砂が堆積し、「三角州」という地形ができるのはこのためです。

(4)露頭

がけや工事現場など、地層が地表に現れている場所を「露頭」といいます。

(5)風化

温度が高くなると、物体は膨張します。逆に温度が下がると、物体は縮みます。これをくり返すと、物体の表面がぼろぼろになりくずれていきます。これを風化といいます。

【練習問題❷】地層のつもり方

問題図1は、ある地域の等高線のようすを模式的に表したものである。図1のA地点とB地点で、地表から深さ15mまでの地下のようすを調べた。図2は、それぞれの地点の地下のようすを表した柱状図である。これについて、次の各問いに答えよ。

地層の問題

(1)図2のaで示した泥の層から貝の化石が見つかった。この化石は示相化石である。一般に、示相化石からはどのようなことがわかるか。簡潔に書け。

(2)図2のbで示した層の火山灰を、蒸発皿に少量とって水でよく押し洗いした後、ぺトリ皿に移して双眼実体顕微鏡で観察したところ、さまざまな鉱物が観察できた。次のア~エの中から、白っぽく見える鉱物を1つ選び、記号で答えよ。
ア チョウ石  イ キ石  ウ カクセン石  エ カンラン石

(3)図1のC地点でも、地表から深さ15mまでの地下のようすを調べることになった。このとき、地表から10mの深さにはどのような地層があると推定されるか。ただし、地層は水平につながっており、地層の厚さは変化していないものとする。

【解答・解説❷】地層のつもり方

(1)地層が堆積した当時の環境や場所がわかる。

化石に関する問題です。化石は、地層が堆積した当時の環境や場所がわかる化石である「示相化石」と、地層が堆積した地質年代がわかる化石である「示準化石」があります。地層化石として頻出なのが、サンゴ(あたたかくかくきれいな浅い海)、アサリ・カキ(浅い海)、シジミ(河口や湖)どです。

(2)

鉱物に関する問題です。鉱物には、白っぽい無色鉱物と、黒っぽい有色鉱物があります。無色鉱物は石英と長石の2種類があります。石英は無色透明か白色で、たたくと不規則に割れる性質があります。長石は白色かうすい桃色で、たたくと一定方向に割れる性質があります。

(3)泥の地層

地層の傾きや断層がないので、地下で地層は水平に堆積しています。C地点は標高がA地点よりも5m低いので、A地点の柱状図の上5mを削ったものがC地点の柱状図と同じになります。そこから10m下に進むと泥の地層があります。

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