地球の表面をおおうプレートについて学習します。日本と非常に関連が深い内容となっています。
プレートとは
地球表面には、プレートという固い板があります。人間でいうと皮膚のようなものが地球にもあるのです。プレート内側、地球の内部にはマグマのような状態のマントル、そして中心には金属でできた核があります。
地球の表面をおおうプレートですが、実は1年間に数mmから数cmほど動いています。その動いているプレートの上に我々人間は住んでいるのです。
大陸プレートと海洋プレート
日本は地震多発国です。なぜこうも地震が多いのかというと、ちょうどプレートの境界に日本が位置しているからです。プレートの動きによってひずみ生じ、断層がずれたり、プレート自信が動くことで地震が生じるのです。
日本では、ユーラシア大陸側の大陸プレートと太平洋側の海洋プレートの2種類のプレートがぶつかり合っています。
- 大陸プレート
ユーラシアプレートと北アメリカプレート - 海洋プレート
太平洋プレートとフィリピン海プレート
海溝と海嶺
上図のようなプレートの動きによって、日本近海では「海溝」という地形が形成されます。
- 海溝
大陸プレートの下に、海洋プレートが沈み込んでいる場所。大陸プレートが引きずり込まれ、ひずみが生じ、反発するときに地震が発生します。 - 海嶺
海洋プレートがうまれる場所です。地下から高温のマグマが湧き上がってきて、海洋プレートとなり、両側に広がっていきます。
上の図のプレートの動く向きが頻繁に出題されます。海嶺から両側に海洋プレートが広がり、海溝の下にもぐりこんでいることを覚えておきましょう。つまり、海嶺はプレートがうまれる場所であり、海溝はプレートの墓場となっているのです。
また、上図の●で表された部分が震源になります。海溝付近の震源のようすをしっかりと確認してください。太平洋側から日本海側に行くにしたがって、震源の深さが深くなっている点もポイントとなります。
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