【定期テスト対策問題】雲のでき方の問題

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【定期テスト対策問題】雲のでき方の問題です。

ポイント 【中2理科】雲のでき方のポイント

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【問題】雲のでき方の問題

下図のような装置をつくり、丸底フラスコに少量の水と線香の煙を入れ、大型の注射器のピストンをすばやく押したり引いたりして、フラスコの中のようすを観察した。次の各問いに答えよ。

雲のでき方

(1)ピストンをすばやく引くと、フラスコ内が白くくもった。このときフラスコ内に何が生じているか。

(2)フラスコの中に少量の水を入れる理由を答えよ。

(3)フラスコの中に線香の煙を入れる理由を答えよ。

(4)ピストンを強く引いたときどのような変化が生じているか。次の文の( )に適する語を記入せよ。

ピストンをすばやく引くと、フラスコ内の気圧が( ① )り、空気が( ② )し、気温が( ③ )って( ④ )に達し、水蒸気が( ⑤ )し、水滴になって現れる。

(5)この実験と同じような原理で自然界でも雲ができる。自然界で雲ができるには上昇気流と下降気流のどちらが生じないといけないとわかるか。

(6)この後、ピストンを強く押すと、フラスコ内にはどのような変化が生じるか。

【解答・解説】雲のでき方の解答

(1)水滴(水)
ガラスなどが白くくもっているとき、水蒸気が凝結して水滴がついています。

白くなるシリーズ!・石灰水が白くにごった→二酸化炭素が発生した!
・ガラスが白くくもった→水滴が生じた!

(2)フラスコ内の湿度をあげるため。
水蒸気を補い、ある程度湿度が高い状態にしないと雲ができません。

(3)水蒸気が水滴になるときの凝結核をつくるため。
水蒸気が凝結し、水滴になるには、水滴ができる中心(凝結核)が必要です。

(4)①下が ②膨張 ③下が ④露点 ⑤凝結
気圧が下がる→空気が膨張する→気温が下がる→露点に達する→水蒸気が凝結し水滴になる。

雲のでき方ピストンを強く引くと…
❶フラスコ内の気圧下がる
❷フラスコ内の空気膨張する。(空気の体積が大きくなる)
❸フラスコ内の気温下がる
❹フラスコ内の温度が露点に達する。
水蒸気水滴(雲)に変わる。

(5)上昇気流
気圧が下がるためには、空気が上昇しないといけません。なので、上昇気流が生じているところでは雲が多く発生します。

自然界での雲のでき方自然界での雲のでき方

(6)くもりが消える。
ピストンを強く押すと、気圧が上昇して空気が圧縮され、気温が上昇して水滴が水蒸気にかわります。そのため、フラスコ内のくもりが消えるのです。

中2理科
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Exameeでは、理科の記事を担当。中学基礎・基礎学習サイトPikuuの編集長も兼任。普段は、学習塾で理科、高校生物、高校物理、高校地学を担当。丁寧でわかりやすい授業が好評を博する。

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