【定期テスト対策問題】密度と物体の浮き沈みの実験です。
【対策問題】密度と物体の浮き沈み
下の図のように、ビーカーにさまざまな液体を入れ、その中に4種類の物体A~Dを入れ、物体の浮き沈みを調べる実験を行った。表はその実験の結果をまとめたものである。これについて、次の各問いに答えよ。
液体の種類 | 物体A | 物体B | 物体C | 物体D |
水 | 浮いた | 沈んだ | 浮いた | 沈んだ |
食塩水 | 浮いた | 沈んだ | 浮いた | 浮いた |
エタノール水溶液 | 浮いた | 沈んだ | 沈んだ | 沈んだ |
(1)食塩水(塩化ナトリウム水溶液)をつくるために、水100gに食塩25gを溶かした、このときできた食塩水の質量パーセント濃度は何%か。
(2)エタノール水溶液は、水50cm³とエタノール100cm³を混合して作った。このとき作ったエタノール水溶液の密度を求めよ。ただし、水の密度を1.00g/cm³、エタノールの密度を0.79g/cm³とする。
(3)物体A~Dを密度の大きいものから順番に並べ、記号で答えよ。
(4)(3)で密度が2番目に大きいものと3番目に大きいものの順番を決定できるのは、それらがどのような結果であったからか。簡単に説明せよ。
【解答・解説】密度と物体の浮き沈み
(1)20%
質量パーセント濃度は下の公式で求めます。
溶媒である水100gに、溶質である食塩25gを溶かしたので、分母は100g+25g=125gになります。
25/125×100=20%
(2)0.86g/cm³
密度はテントウムシシリーズで考えます。
水の質量は、1.0g/cm³×50cm³=50g
エタノールの質量は、0.79g/cm³×100cm³=79g
エタノール水溶液の質量は、50g+79g=129g
エタノール水溶液の体積は、50cm³+100cm³=150cm³
したがって密度は、129g÷150cm³=0.86g/cm³
(3)B>D>C>A
水に食塩水にもエタノール水溶液にも沈んでいることから、物体Bが最も密度が大きいとわかります。食塩水だけ浮いた物体Dが次に密度が大きいとわかります。エタノール水溶液だけに沈んだ物体Cはその次に密度が大きいことがわかります。すべての液体に浮いた物体Aは、最も密度が小さいとわかります。
(4)物体Dは水に沈んだが、物体Cは水に浮いたため。
密度の大小を比べる場合、浮くか沈むかを見ればわかります。密度が2番目に大きい物体Dと、密度が3番目に大きい物体Cを比べると、Dは水に沈み、Cは水に浮くことがわかります。これにより、物体Dは物体Cよりも密度が大きいことがわかります。
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