【中1理科】3学期学年末テスト対策問題(解答付き)

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【中1理科】3学期学年末テスト対策問題(解答付き)です。いよいよ1年の締めくくりとなる学年末テスト。今回の範囲では、「火山」「地震」「地層」といった、地球の活動に関する単元が中心となります。「火山の種類や噴火の特徴を覚えられない…」「地震の震源と震央の違いがあいまい…」「地層のでき方や化石の見分け方が難しい…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

この記事では、テストによく出る問題を解答・解説付きでご紹介!しっかり復習して、テスト本番で確実に得点できるよう準備しましょう!

学年 1学期中間 1学期期末 2学期中間 2学期期末 学年末
中1 身近な生物 植物のしくみ 身の回りの物質 光・音・力 今回:火山・化石・地震・地層
中2 化学変化の種類 化学変化の実験 植物・動物のはたらき 圧力・天気 電流・磁界・電磁誘導
中3 細胞分裂・遺伝 イオン・中和 運動・仕事 天体・宇宙 自然と人間・食物連鎖
※試験範囲が異なるときは、上の表を参考に
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【対策問題】3学期学年末テスト対策問題(中1理科)

問1下の図は、地震に関係するものである。図1は、地震が起こる場所について模式的に表したもので、図2は、地震のゆれに関しての記録を表したものである。これについて、次の各問いに答えよ。

地震の基礎問題

(1)図1は地震が起こった場所の地下のようすを表した模式図である。地下の地震が起こった場所Bと、その真上の地表面Aをそれぞれ何というか。名称を答えなさい。

(2)図1では、海底の地下で地震が発生している。この場合、地震のゆれだけでなく、何に注意する必要があるか。

(3)地震が発生した場合、臨海部や埋めて地で、地下から水が噴き出してくる現象が起こることがある。この現象を何というか。

(4)図2は、地震が発生したときのゆれのようすを地震計で記録したものである。図2中の地震のゆれXとYをそれぞれ何というか。ゆれの名称を答えよ。

(5)観測地点でゆれXとYが発生するのは、地震が起こったときに、震源から同時に2つの波が発生するからである。ゆれXとYを起こす波をそれぞれ答えよ。

(6)観測地点でのゆれYの大きさを震度というが、震度は日本では何段階に分けられているか。また、震度で一番大きな震度は何か。数字で答えよ。

(7)地震の規模を表す尺度としてマグニチュードがあるが、マグニチュードが1大きくなると、地震のエネルギーは約32倍となる。マグニチュードが2大きくなれば、地震のエネルギーは約何倍になるか。次の中から適当なものを1つ選び、記号で答えよ。
ア 約64倍  イ 約320倍  ウ 約1000倍  エ 約32000倍

問2下の図は、大地を流れる川と、その川が流れ込む海を模式的に表したものである。これについて、次の各問いに答えなさい。

風化と侵食

(1)上の図で、山地を流れる川の水は流れが速く、大地をけずるはたらきが大きくなっている。この大地を削るはたらきを何というか。また、山地で形成されやすい地形として適するものを、次のア~エの中から一つ選び、記号で答えよ。
ア 三角州  イ 扇状地  ウ V字谷  エ 三日月湖

(2)山地を流れる川は、その後、平地に流れ出るが、ここで一気に流れが緩やかになる。山地と平野の境界付近にできる地形として適するものを、次のア~エの中から一つ選び、記号で答えよ。
ア 三角州  イ 扇状地  ウ V字谷  エ 三日月湖

(3)流れる水には3つのはたらきがあるが、このうち河口付近で大きくなるはたらきは何か。

(4)山地付近の山にあるがけを観察したところ、地層のようすが観察できた。このがけのように、地層が地表に出ているところを何というか。

(5)がけにある岩石を観察したところ、表面がぼろぼろになって崩れていた。岩石などが、温度変化や水の状態変化などのはたらきで、表面からぼろぼろとくずれていく現象を何というか。

【解答・解説】3学期学年末テスト対策問題(中1理科)の解答

【問1】
(1)B:震源  A:震央

地震は地下で発生しますが、地震が発生した場所を震源、震源の真上の地表面のところを震央といいます。

(2)津波

海底で地震が発生した場合、海底が隆起したり沈降したりすることで津波が発生する可能性があります。

(3)液状化

地下にある水分が地震のゆれで地表にふき出してくる現象を、液状化といいます。液状化が起こると、建物が傾いたり、道路が陥没するなどの被害が起こります。

(4)X:初期微動  Y:主要動

地震で、最初にくる小さなゆれを初期微動、あとからくる大きなゆれを主要動といいます。

(5)X:P波  Y:S波

初期微動を引き起こす波はP波、主要動を引き起こす波はS波です。P波とS波は、地震が起こったときに同時に震源から伝わり始めますが、P波の方が伝わる速さが速いので、観測地点に早く到着します。

(6)段階:10段階  最高震度:震度7

地震による観測地点でのゆれの程度を震度といいます。日本では震度は、震度0から震度7の10段階に分けられています。震度を小さい方から書くと、震度0、震度1、震度2、震度3、震度4震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7になります。

(7)

地震の規模やエネルギーを表す尺度としてマグニチュード(M)があります。マグニチュードは震源でのエネルギーの大きさを表しており、マグニチュードが1大きくなると、地震のエネルギーは約32倍になります。マグニチュードが2大きくなると、地震のエネルギーは32倍のさらに32倍、約1000倍になります。

【問2】
(1)はたらき:侵食  地形:

流水などが大地を削るはたらきを「侵食」といいます。侵食のはたらきは、水の流れが速いところで大きくなります。山地などの上流では、水の流れが速く、侵食のはたらきが大きくなります。山が深く削られ、両岸が切り立った「V字谷」という地形ができます。

(2)

山地が削られて運ばれてきた土砂が、平野に流れ出るところで堆積し、扇を広げたような形をした地形ができます。この地形を「扇状地」といいます。扇状地には砂などが多く堆積しており、水はけがよい地形になっています。なので、果樹園などによく利用されています。

(3)堆積

河口付近では水の流れが緩やかになるので、「堆積」のはたらきが大きくなります。河口付近には運ばれてきた土砂が堆積し、「三角州」という地形ができるのはこのためです。

(4)露頭

がけや工事現場など、地層が地表に現れている場所を「露頭」といいます。

(5)風化

温度が高くなると、物体は膨張します。逆に温度が下がると、物体は縮みます。これをくり返すと、物体の表面がぼろぼろになりくずれていきます。これを風化といいます。

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