桃山文化と南蛮文化
安土桃山時代に栄えた文化が、桃山文化と南蛮文化です。桃山文化はその名の通り、安土桃山時代に栄えた豪華で壮大な文化で、南蛮文化はそれよりも広い、戦国時代のキリスト教の伝来から、安土桃山時代までの文化になります。
桃山文化 | 南蛮文化 | |
特徴 | 大名や商人の富と権力の象徴 | 南蛮貿易に伴う西洋の文化 |
狩野永徳、狩野山楽らの華やかな絵画 | 南蛮船などの様子を描いた日本画 | |
千利休がわび茶の作法を完成 | 活版印刷術 | |
出雲の阿国がかぶき踊り | パン・カステラ・カルタ |
桃山文化
桃山文化は、新興の大名や海外貿易などで活躍する大商人らの気風を反映して、豪華で壮大な活気に満ちた文化になります。また、仏教の影響がうすれ、南蛮文化の影響を強く受けるようになり、庶民(一般の人々)の間にも広まっていることも特徴。
- 城…安土城(織田信長)、大阪城(豊臣秀吉)など。
- 天守閣…高さが大名の権威を表した。
南蛮文化
ヨーロッパの文化から影響を受けて成立した芸術や流行の風俗。
- 天文や医学、航海術など、新しい学問や技術が伝わりました。
- 狩野派の画家が南蛮船入港の様子をえがく、ヨーロッパ風の絵画、宗教画。
- 活版印刷術が伝えられ、正著、平家物語などの書物がローマ字で印刷されました。
- 衣服は、金のくさりやボタン、ヒダのあるえりがついたヨーロッパ風の衣服。十字架をかたどった首飾り。
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