【中2理科】抵抗とオームの法則のポイント

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電流、電圧に続き登場するのが抵抗です。絶縁体や導体の特徴と、電流・電圧・抵抗の関係を詳しく学習します。

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抵抗とは

まずは、抵抗(電気抵抗)について説明します。抵抗とは、電流の流れにくさを表す量です。単位はΩ(オーム)を使って表します。抵抗が大きければ大きいほど、電流が流れにくくなります。逆に、抵抗が小さければ小さいほど、電流が流れやすくなります。

金属などは、電流を流しやすい物質です。なので、金属の抵抗は小さいということになります。プラスチックやゴムなどは電流を流しにくい物質です。なので、プラスチックやゴムの抵抗は大きいということになります。

導体と絶縁体(不導体)

金属のように、電流を流しやすい物質、いい換えると抵抗が小さい物質導体といいます。

プラスチックやゴムのように、電流を流しにくい物質、いい換えると抵抗が大きい物質絶縁体または不導体といいます。絶縁体の「縁」という字を「緑」と間違える生徒が多いので注意しましょう。

導体と不導体

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オームの法則

オームの法則とは、ある抵抗に流れる電流[A]と、電圧[V]が比例することをいいます。電圧が電流を流そうとする力(パワー)であるから、電圧が2倍、3倍になると、流れる電流も2倍、3倍になります。

オームの法則を使って、電流や電圧、抵抗を計算することができます。

電流・電圧・抵抗の計算

電流[A]の大きさや、電圧[V]の大きさ、抵抗[Ω]の大きさは計算によって求めることができます。

  • 電圧[V]=電流[A]×抵抗[Ω
  • 電流[A]=電圧[V]÷抵抗[Ω
  • 抵抗[Ω]=電圧[V]÷電流[A

で求めることができます。つまり、電流・電圧・抵抗のうち、2つの数字がわかれば、残りの1つの数字も計算で求めることができるのです。

次のように「テントウ虫」の形で覚えておくと便利です。

オームの法則

電流・電圧・抵抗の計算練習

(1)5.0Vの電圧を加えると2.0Aの電流が流れた。抵抗の大きさは何Ωか。

(2)10Ωの抵抗に2.0Aの電流が流れた。このときの電圧は何Vか。

(3)30Ωの抵抗に15Vの電圧をかけると何Aの電流が流れるか。

(4)2.0Vの電圧をかけると、100mAの電流が流れた。抵抗は何Ωか。

解答

(1)2.5Ω
5.0V÷2.0A=2.5Ω

(2)20V
10Ω×2.0A=20Ω

(3)0.5A
15V÷30Ω=0.5A

(4)20Ω
100mA=0.1A
2.0V÷0.1A=20Ω

問題 【定期テスト対策問題】オームの法則の計算・グラフの問題

中2理科
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この記事を書いた人

Exameeでは、理科の記事を担当。中学基礎・基礎学習サイトPikuuの編集長も兼任。普段は、学習塾で理科、高校生物、高校物理、高校地学を担当。丁寧でわかりやすい授業が好評を博する。

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