中学2年理科。気象に関する内容を学習していきます。風向や風力、雲量などから天気の記号をかけるようになることが重要です。
雲量と天気の記号
まずは天気予報などで登場する天気にはどんな天気があるのかを覚えましょう。色んな天気がありますが、大きく雲の量によって天気が決められています。
快晴 | 晴れ | 曇り | 雨 | 雪 | |
記号 | |||||
雲量 | 0、1 | 2~8 | 9、10 | × | × |
雲量とは雲の量を表すもので、空全体を10としたときにどのくらいの割合で雲があるのかを示したものです。空全体が見渡せる広場で目視で確認します。
雲量が8といえば雲が多く「曇り」のようなイメージがありますが、雲量が2~8までは「晴れ」になります。
雨と雪は雲量が関係ありません。雲の量に関係なく、雨が降れば「雨」、雪が降れば「雪」になります。以上の5つの天気を知っておけば大丈夫です。記号も書けるようにしておきましょう。
風向と16方位
風向とは、風が吹いてくる向きのことを表します。このとき注意したいのが、風が吹いていく方向ではなく、風が吹いてくる方向が風向だということです。例えば「北風」といえば、風が北から南に吹いていくことを表しています。
また風向は16方位で表します。社会では8方位を使いましたが、理科では16方位を使います。
風向を書くときは、まず4方位(北、南、西、東)を先に書きます。その次に8方位で登場する方位(北東、北西、南東、南西)を書きます。したがって北と北東の間から風が吹いてきたときは、「北北東」となるのです。
風力は12段階
風力とは風の強さを表す尺度です。風力0~12の13段階で表します。
注意したのが「風力1」です。途中から羽が出ているところに注意しましょう。また、一番外側の羽が少し長いのも特徴です。風力6までは、中心からみて右側に羽を伸ばしますが、7からは左側に伸ばしていきます。
天気用図記号の書き方
それでは天気用図記号を書く練習を行いましょう。次の3つの点がわかれば記号がビシッとかけます。入試でも作図問題として出題されます。
- 天気(雲量や降水の有無)
- 風向
- 風力
天気用図記号の問題1
- 雲量8、降水無し
- 北東の風
- 風力3
天気用図記号の問題2
- 雲量6、雨が降っている
- 吹き流しが東に流れている
- 風力1
吹き流しや煙が東に流れているということは、西から風が吹いてきています。したがって風向は「西」になります。
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