中学2年生の数学で学ぶ等式変形は、方程式や関数の問題を解く上で欠かせない重要なスキルです。等式のバランスを保ちながら式を変形するためのルールをしっかり理解しておくことで、計算ミスを減らし、応用問題にも対応できるようになります。
この記事では、等式変形の基本ルールをわかりやすく解説し、実際の練習問題を通して確実に理解を深めることができます。テストや入試対策にも活用できる内容です!
等式変形の要点
xやyをふくんだ等式を、x=~の式に変形することをxについて解くといいます。俗に、この単元を「等式変形」、問題を「等式変形の問題」といいます。等式は、等式の性質や移項を使いながら、変形を行います。
解法の手順
➋係数の整理(係数のわり算)
※求める文字は右辺にあるときは、右辺と左辺をひっくり返して解き始めます。
としていくことになります。
等式の性質
- A+C=B+C
- A-C=B-C
- AC=BC
- A/C=B/C(だだし、Cが0でないとき)
【問題】等式変形の練習問題
【問1】次の等式を【 】の中の文字について解きなさい。

【問2】次の問いに答えなさい。
(1)1.5x-3y=5 をyについて解け。
(2)a=1/4Sh をhについて解け。 1/4とは、4分の1のこと
【解答・開設】等式変形の練習問題
【問1】

特に(5)は、先に展開しても解くことができますが、最初に2で割った方が計算の手順が減り、計算ミスが減ります。
【問2】
(1)まず、小数があると計算しにくので、両辺を2倍する
3x-6y=10
次に、xの項が邪魔なので、右辺に移項する。
-6y=-3x+10
係数-6が邪魔なので、両辺を-6で割る
y=1/2x-5/3
以上のように、移項して、係数で割るというのが一連の流れ。
(2)まず、h=~の形にしたいわけなので、両辺を入れ替える(片方を移項するわけでないので、符号は変わらない)
1/4Sh=a
次に、分数が邪魔なので、両辺を4倍する。
Sh=4a
最後に、両辺をSで割る
h=4a/S (Sが分母で、4aが分子にある。)
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