【定期テスト対策問題】電力・電力量・熱量の計算問題

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電力や電力量、熱量の計算問題の演習を行います。ここはしっかりと公式を使いこなせるかがカギです。また、電圧が2倍になったときの熱量の変化にも注目しましょう。

計算方法 【中2理科】電力・電力量・熱量の計算方法

【計算問題】発熱量と水の温度上昇

下の図のように、容器に100gの水を入れ、5Vの電圧かけると2Aの電流が流れる電熱線で加熱し、水の温度上昇を調べた。グラフは電流を流した時間と水の温度上昇の関係を表したものである。次の各問いに答えよ。

発熱量と温度上昇

(1)電熱線の抵抗は何Ωか。

(2)電熱線の電力は何Wか。

(3)12分間電流を流したとき、電熱線から発生した熱量は何Jか。

(4)グラフより、12分間に水100gが電熱線から得た熱量は何Jか。ただし、水1gの温度を1℃上昇させるのに必要な熱量を4.2Jとする。

(5)電熱線から出た熱量のうち、空気中に逃げて行った熱量は何Jか。

(6)電源の電圧を5Vから10Vに変えた場合、12分間の水の温度上昇は何℃になるか。

【解答・解説】発熱量と水の温度上昇

(1)2.5Ω
抵抗の大きさΩは、電圧V÷電流Aで求めることができます。
5V÷2A=2.5Ω

(2)10W
電力Wは、電圧Vと電流Aの積で求めることができます。
5V×2A=10W

(3)7200J
熱量Jは、電圧Vと時間(秒)の積で求めることができます。
10W×720s=7200J

(4)5040J
水が得た熱量は、水の質量×上昇温度×4.2で求めることができます。
100g×12℃×4.2=5040J

(5)2160J
電熱線から出た熱量ー水が得た熱量=空気中に逃げた熱量になります。
7200J-5040J=2160J

(6)48℃
電圧が2倍になると、流れる電流も2倍になります。したがって電力は4倍になります。電力が4倍になると、発熱得量も4倍になります。
12℃×4倍=48℃

中2理科
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Exameeでは、理科の記事を担当。中学基礎・基礎学習サイトPikuuの編集長も兼任。普段は、学習塾で理科、高校生物、高校物理、高校地学を担当。丁寧でわかりやすい授業が好評を博する。

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