進化の過程の生物の特徴、相同器官と相似器官の違いなどをしっかりと確認してください。
生物の進化の確認問題
- 生物の進化論を唱えたのは誰か。
- 寒い場所でも生活できるようになったのは体温がどうなったからか。
- 卵に殻がある理由を答えよ。
- 魚類と両性類の進化の過程の生物は何か。
- 始祖鳥に見られるハチュウ類の特徴を一つ答えよ。
- カモノハシは胎生か卵生か。
- もともとのつくりは同じだが、はたらきが異なる器官を何というか。
- もともとのつくりは異なるが、はたらきが同じ器官を何というか。
解答
- ダーウィン
- 恒温になったから。
- 乾燥から卵を守るため。
- シーラカンス
- くちばしに歯がある。長い尾骨がある。前足に爪がある。など
- 卵生
- 相同器官
- 相似器官
【練習問題】進化
下の図1は、始祖鳥の骨格と、外見の想像図を表したものである。図2は、シーラカンスのからだのつくりを表したものである。これについて、次の各問いに答えなさい。
(1)図1の骨格のようすから、始祖鳥は何類の特徴を持っているといえるか。
(2)図1の外見の想像図から、始祖鳥は何類の特徴を持っているといえるか。
(3)図2のシーラカンスは、その体の特徴から何類と何類の特徴を持つ動物だといえるか。
(4)図1と図2に示した動物のように、生物が環境の変化に対応して、からだのつくりを変化させることを何というか。
(5)(4)の根拠として、もともとのつくりが同じで、現在ははたらきが違う器官があげられる。この器官を何というか。
【解答・解説】進化
(1)ハチュウ類
始祖鳥の骨格では、くちばしに歯があり、つばさにつめがあり、長い尾の骨があります。これらは、ハチュウ類に共通するからだのつくりです。
(2)鳥類
始祖鳥の外見の想像図では、つばさがあり、全身が羽毛でおおわれています。これらの特徴は、鳥類に見られる特徴です。
したがって、始祖鳥は、ハチュウ類から鳥類に進化する過程の生物だといえます。
(3)魚類と両生類
シーラカンスは、胸びれが足のようなはたらきを持っています。これは、魚類が陸上生活に適応しようとした証拠で、シーラカンスは、魚類から両生類への進化の過程の生物であるといえます。
(4)進化
環境の変化に対応せて、からだのつくりを変えていくことを進化といいます。水中生活をしていた生物は、陸上生活に適応するように、エラから肺呼吸へ、寒冷な地でも生活できるように、変温動物から恒温動物に変化するなど、進化することで生活する場所を広げてきたのです。
(5)相同器官
相同器官とは、もともとのつくりが同じだが、現在ははたらきが異なる器官のことです。例えば、前足と翼、胸びれなどはもともとのつくりが同じですが、現在では、前足はからだを支える、翼ははばたく、胸びれは水をかくというようにはたらきが異なります。
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