【定期テスト対策問題】生物の種類の多様性と進化

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進化の過程の生物の特徴、相同器官と相似器官の違いなどをしっかりと確認してください。

ポイント 【中学理科】生物の進化と相同器官

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【練習問題】進化の過程の生物の特徴

下の図1は、始祖鳥の骨格と、外見の想像図を表したものである。図2は、シーラカンスのからだのつくりを表したものである。これについて、次の各問いに答えなさい。

進化

(1)図1の骨格のようすから、始祖鳥は何類の特徴を持っているといえるか。

(2)図1の外見の想像図から、始祖鳥は何類の特徴を持っているといえるか。

(3)図2のシーラカンスは、その体の特徴から何類と何類の特徴を持つ動物だといえるか。

(4)図1と図2に示した動物のように、生物が環境の変化に対応して、からだのつくりを変化させることを何というか。

(5)(4)の根拠として、もともとのつくりが同じで、現在ははたらきが違う器官があげられる。この器官を何というか。

【解答・解説】進化の過程の生物の特徴

(1)ハチュウ類

始祖鳥の骨格では、くちばしに歯があり、つばさにつめがあり、長い尾の骨があります。これらは、ハチュウ類に共通するからだのつくりです。

(2)鳥類

始祖鳥の外見の想像図では、つばさがあり、全身が羽毛でおおわれています。これらの特徴は、鳥類に見られる特徴です。

したがって、始祖鳥は、ハチュウ類から鳥類に進化する過程の生物だといえます。

(3)魚類と両生類

シーラカンスは、胸びれが足のようなはたらきを持っています。これは、魚類が陸上生活に適応しようとした証拠で、シーラカンスは、魚類から両生類への進化の過程の生物であるといえます。

(4)進化

環境の変化に対応せて、からだのつくりを変えていくことを進化といいます。水中生活をしていた生物は、陸上生活に適応するように、エラから肺呼吸へ、寒冷な地でも生活できるように、変温動物から恒温動物に変化するなど、進化することで生活する場所を広げてきたのです。

(5)相同器官

相同器官とは、もともとのつくりが同じだが、現在ははたらきが異なる器官のことです。例えば、前足と翼、胸びれなどはもともとのつくりが同じですが、現在では、前足はからだを支える、翼ははばたく、胸びれは水をかくというようにはたらきが異なります。

中2理科
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Exameeでは、理科の記事を担当。中学基礎・基礎学習サイトPikuuの編集長も兼任。普段は、学習塾で理科、高校生物、高校物理、高校地学を担当。丁寧でわかりやすい授業が好評を博する。

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