【中2理科】2学期期末テスト対策問題(解答付き)です。2学期期末テストでは、「圧力」や「天気」といった、計算問題や図の読み取りが重要な単元が出題されます。「圧力の計算式を正しく使えるか不安…」「高気圧・低気圧の特徴が覚えにくい…」「天気図の見方が難しい…」と感じている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、テストによく出る問題を解答・解説付きでご紹介!重要ポイントを押さえて、効率よく復習し、テスト本番でしっかり得点できるよう準備しましょう!
学年 | 1学期中間 | 1学期期末 | 2学期中間 | 2学期期末 | 学年末 |
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中1 | 身近な生物 | 植物のしくみ | 身の回りの物質 | 光・音・力 | 火山・化石・地震・地層 |
中2 | 化学変化の種類 | 化学変化の実験 | 植物・動物のはたらき | 圧力・天気 | 電流・磁界・電磁誘導 |
中3 | 細胞分裂・遺伝 | イオン・中和 | 運動・仕事 | 天体・宇宙 | 自然と人間・食物連鎖 |
※試験範囲が異なるときは、上の表を参考に |
【問題】2学期期末テスト対策問題(中2理科)
【問1】下の図は、日本のある季節に見られる特徴的な天気図を表したものである。これについて、以下の各問いに答えなさい。
(1)図の天気図が見られる季節を、次のア~エから1つ選び、記号で答えよ。
ア 春 イ 夏 ウ 秋 エ 冬
(2)図中のXとYは、高気圧と低気圧のどちらか。その組み合わせを次のア~エから1つ選び、記号で答えよ。
ア X:高気圧 Y:高気圧
イ X:高気圧 Y:低気圧
ウ X:低気圧 Y:高気圧
エ X:低気圧 Y:低気圧
(3)図の季節のとき、太平洋側ではどのような天気になることが多いか。次のア~エから1つ
選び、記号で答えよ。
ア 小笠原気団が発達し、蒸し暑い晴天の日が続く。
イ シベリア気団の影響で、冷たくかわいた北西の風がふく。
ウ 移動性高気圧の影響で、周期的に天気が変わる。
エ オホーツク海気団と小笠原気団が発達し、日本上空に停滞前線ができる。
(4)下の文中①、②の( )内から適切なものを選び、記号で答えよ。
【問2】図のように、質量1.2kgのレンガをスポンジの上に置いた。100gの物体にはたらく重力の大きさを1.0Nとして、次の各問いに答えよ。
(1)レンガのA~C面をそれぞれ下にしてスポンジに上に置いたとき、レンガがスポンジに加える力の大きさについて正しく述べているものを一つ選び、記号で答えよ。
ア Aが最も大きい イ Bが最も大きい
ウ Cが最も大きい エ どれも変わらない
(2)スポンジのへこみが最も小さいのは、A~Cのどの面を下にしたときか。記号で答えよ。また、そのときの圧力は何N/m²か。
(3)スポンジのへこみが最も大きいのは、A~Cのどの面を下にしたときか。記号で答えよ。また、そのときの圧力は何Paか。
(4)スポンジのへこみが最も小さいときの圧力を、スポンジのへこみが最も大きいときと同じにするには、レンガの上に何kgのおもりを乗せる必要があるか。
(5)次の文は、圧力についてまとめたものである。文中の( )に適する語を入れよ。
【解答・解説】2学期期末テスト対策問題(中2理科)の解答
【問1】
(1)エ
等圧線が日本上空で縦に並び、その間隔もせまいです。これは冬の天気図に特徴的です。
(2)イ
冬の天気図では、日本の西側に高気圧、東側に低気圧が来ることが多いです。この気圧配置を「西高東低」に気圧配置といいます。この気圧配置になると、冬の北西の季節風が強まり、日本海側の地域では、雨や雪の日が多くなります。
(3)イ
冬の北西の季節風で、日本海側の地域には雨や雪が多量にもたらされますが、水分を降らせてしまった後の空気が流れ込む太平洋側では、乾燥した晴れの日が続きます。
(4)①ア ②イ
大陸と海洋で、あたたまりやすく冷めやすいのが大陸で、あたたまりにくく冷めにくいのが海洋です。夏の間は、大陸がすぐにあたたまり、海洋はなかなかあたたまりません。したがって大陸の方が気温が高い状態になります。冬になると、大陸はすぐに冷めますが、海洋はなかなか冷めません。したがって、海洋の方が気温が高い状態になります。
【問2】
(1)エ
レンガの置き方を変えると、レンガがスポンジにあたえる圧力は変化しますが、力の大きさはすべて12Nで変化しません。
(2)記号:A 圧力:600N/㎡
スポンジのへこみ方が最も小さいので、圧力が最も小さくなっています。スポンジと触れ合う面積が最も大きいとき圧力は最も小さくなるので、A面を下にしたとき圧力が最も小さくなります。圧力N/㎡は、N÷㎡で求められるので、
1.2kg=1200g=12N
0.2m×0.1m=0.02㎡
12N÷0.02㎡=600N/㎡
(3)記号:C 圧力:2400Pa
スポンジのへこみ方が最も大きいので、圧力が最も大きくなっています。スポンジと触れ合う面積が最も小さいとき圧力は最も大きくなるので、C面を下にしたとき圧力が最も大きくなります。圧力Paは、N÷㎡で求められるので、
1.2kg=1200g=12N
0.05m×0.1m=0.005㎡
12N÷0.005㎡=2400N/㎡=2400Pa
(4)3.6kg
スポンジのへこみ方が最も大きいときの圧力は、へこみ方が最も小さいときの圧力の何倍になっているかを求めます。
2400N/㎡÷600N/㎡=4倍
圧力が4倍違うので、同じ大きさの圧力にするには質量を4倍にする必要があります。
1.2kg×4=4.8kg
レンガ自体の重さを引いて、レンガの上に乗せるおもりの質量を求めると
4.8kg-1.2kg=3.6kg
(5)①比例 ②反比例
圧力の大きさは、面積が変わらない場合、力の大きさに比例し、力の大きさが変わらない場合、面積に反比例します。
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