中2理科で学ぶ【抵抗とオームの法則】は、電流の単元の中でも特に重要で、定期テストでは必ず計算問題が出題されます。
それにもかかわらず、「抵抗って何を表しているの?」「公式は覚えたけれど使い分けができない」と感じている人は少なくありません。
抵抗とオームの法則は、電圧・電流・抵抗の関係を一つの流れで理解することがポイントです。
意味を理解せずに公式だけを覚えてしまうと、数値が変わっただけで混乱してしまいます。
この記事では、
・「抵抗の意味と役割」
・「オームの法則の考え方」
・「計算問題の基本的な解き方」
を、中2理科が苦手な人にもわかるように、順を追って丁寧に解説します。
さらに、理解をすぐに確認できる演習問題付きなので、読むだけで終わらず、テストで使える力へとつなげることができます。
基礎からしっかり固めて、得点源に変えていきましょう。
抵抗とは
まずは、抵抗(電気抵抗)について説明します。抵抗とは、電流の流れにくさを表す量です。単位はΩ(オーム)を使って表します。抵抗が大きければ大きいほど、電流が流れにくくなります。逆に、抵抗が小さければ小さいほど、電流が流れやすくなります。
金属などは、電流を流しやすい物質です。なので、金属の抵抗は小さいということになります。プラスチックやゴムなどは電流を流しにくい物質です。なので、プラスチックやゴムの抵抗は大きいということになります。
導体と絶縁体(不導体)
金属のように、電流を流しやすい物質、いい換えると抵抗が小さい物質を導体といいます。
プラスチックやゴムのように、電流を流しにくい物質、いい換えると抵抗が大きい物質を絶縁体または不導体といいます。絶縁体の「縁」という字を「緑」と間違える生徒が多いので注意しましょう。

オームの法則
オームの法則とは、ある抵抗に流れる電流[A]と、電圧[V]が比例することをいいます。電圧が電流を流そうとする力(パワー)であるから、電圧が2倍、3倍になると、流れる電流も2倍、3倍になります。
オームの法則を使って、電流や電圧、抵抗を計算することができます。
電流・電圧・抵抗の計算
電流[A]の大きさや、電圧[V]の大きさ、抵抗[Ω]の大きさは計算によって求めることができます。
- 電圧[V]=電流[A]×抵抗[Ω]
- 電流[A]=電圧[V]÷抵抗[Ω]
- 抵抗[Ω]=電圧[V]÷電流[A]
で求めることができます。つまり、電流・電圧・抵抗のうち、2つの数字がわかれば、残りの1つの数字も計算で求めることができるのです。
次のように「テントウ虫」の形で覚えておくと便利です。

電流・電圧・抵抗の計算練習
(1)5.0Vの電圧を加えると2.0Aの電流が流れた。抵抗の大きさは何Ωか。
(2)10Ωの抵抗に2.0Aの電流が流れた。このときの電圧は何Vか。
(3)30Ωの抵抗に15Vの電圧をかけると何Aの電流が流れるか。
(4)2.0Vの電圧をかけると、100mAの電流が流れた。抵抗は何Ωか。
解答
(1)2.5Ω
5.0V÷2.0A=2.5Ω
(2)20V
10Ω×2.0A=20Ω
(3)0.5A
15V÷30Ω=0.5A
(4)20Ω
100mA=0.1A
2.0V÷0.1A=20Ω
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