【中学理科作図問題】植物に関する作図問題です。
作図問題「植物編」
植物の作図では、葉脈や維管束に関する作図が頻出になります。該当する箇所を黒く無理つぶす問題形式が大半を占めます。
タンポポの花弁
下の図は、タンポポの花の一部を表したものである。下の図にタンポポの花弁のようすを作図せよ。
解答
タンポポは、花弁が5枚の合弁花です。5枚の花弁が合わさっているようすを作図することがポイントです。
被子植物の胚珠
下の図は、ウメの花の断面図である。下の図で将来、果実になる部分を黒く塗りつぶせ。
解答
将来、果実になる部分はめしべの根元にある子房になります。子房の中には胚珠が入っていましたね。
マツのりん片
下の図は、マツの花から取り出したりん片のようすを表したものである。下の図で、将来種子になる胚珠を表す部分を黒く塗りつぶせ。
解答
下の図の左側が雌花のりん片、右側が雄花のりん片でした。雌花のりん片には、将来種子となる鱗片が、雄花のりん片には、花粉が詰まった袋である花粉のうがついていました。
イチョウの胚珠
下の図は、裸子植物であるイチョウの雌花と雄花を表したものである。下の図の中で、胚珠にあたる部分はどこか。黒く塗りつぶしなさい。
解答
イチョウには雄木と雌木があり、雄木には雄花のみができ、雌木には雌花のみができます。胚珠は下の右側の雌木にできます。
気孔
下の図は、葉の裏側を顕微鏡で観察したものである。下の図で気体の出入り口となる気孔を表す部分を黒く塗りつぶしなさい。
解答
気孔は葉の裏側に多くあるつくりで気体の出入り口となる穴になります。三日月形の細胞である孔辺細胞に囲まれた部分が気孔になります。
ツユクサの葉脈
下の図は、ツユクサの葉の一部をスケッチしたものである。下の図の中にツユクサの葉脈のようすをかき入れなさい。
解答
ツユクサは単子葉類で、葉脈は平行脈になります。平行脈といっても完全に平行ではないことに注意が必要です。
葉の葉脈の道管
下の図は、葉の断面図をスケッチしたものである。下の図で、根で吸収した水や水に溶けた無機養分が通る管を表す部分を、黒く塗りつぶしなさい。
解答
葉の断面図では、まず表側と裏側の区別がつかないといけません。気孔があるほうが裏側になります。葉脈の部分では、葉の表側にあるのが道管、裏側にあるのが師管になることも覚えておきましょう。
葉緑体を持つ細胞
下の図は葉の断面図をスケッチしたものである。下の図で、葉の中にみられる箱のようなつくりは細胞であるが、図の中で葉緑体を持つ細胞をすべて黒く塗りつぶしなさい。
解答
葉の細胞で葉緑体を持つのは、葉肉にある細胞と、気孔の周りの孔辺細胞になります。表皮細胞には葉緑体が無いので注意が必要です。
根のようす
下の図は、ある植物の根のようすを表そうとしたものである。下の図の植物の根のようすを葉の葉脈のようすから推測してかき表しなさい。
解答
単子葉類の根はひげ根、双子葉類の根は主根と側根でした。葉脈が網状脈であることから双子葉類であると判断できます。主根から側根を5~6本伸ばしてあげましょう。
茎の維管束
下の図は、双子葉類の茎の断面図を表したものである。下の図の中で、水や水に溶けた無機養分が通る管を表している部分はどこか。黒く塗りつぶして答えなさい。
解答
双子葉類の茎の維管束は、輪のように並んでいるのが特徴でした。維管束の内側が道管であることをしっかりと覚えておきましょう。
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